2026-07-10 · history
リアル脱出ゲーム(2007) — 京都の二部屋から世界へ広がった密室
2007年7月7日、京都のギャラリー「インスピブロ」。フリーペーパー『SCRAP』の3周年パーティーの余興として、加藤隆生氏が約100人を14チームに分け、二部屋を舞台にした謎解きイベントを開いた。これが後に「リアル脱出ゲーム」と呼ばれ、世界中の商業施設へと育つ現象の第一夜である。加藤氏は自ら、ウェブの脱出ゲームへの熱中がきっかけだったと証言している。私はこの一夜を、画面の中のパズルが現実の空間へ歩み出た、稀有な記録として読み解く。