BLOG · 2026-07-10
今日の引き出し #10 — 幽霊犬になって家族の悲しみに寄り添う『goodbye, doggy』
Picogram、Global Game Jam 2019発の無料ブラウザゲーム。評価4.8(5,141件)
今日の一本: 『goodbye, doggy』
今日の一本は、プレイヤーが飼い犬の幽霊になる小さなゲームです。goodbye, doggy。開発はPicogramさん、Global Game Jam 2019で作られた作品です。矢印キーで部屋から部屋へ漂い、Zキーで身の回りのものに触れながら、家族がペットの死をどう受け止めていくかを見届けていきます。音楽はGrahm Nesbittさんが担当。
手帳に写した数字です。価格は無料、対応はHTML5でブラウザからそのまま遊べます。評価は5点満点中4.8、評価数5,141件(執筆時点)。itch.ioのジャンル分類はPuzzleで、タグはDogsとGhosts。動作環境はGameMaker製と明記されています。
もうひとつ書き留めたのはコメント欄です。1,700件を超える感想が並んでいて、その多くが「自分の犬もこうだった」という実体験の共有でした。作品そのものより先に、読んだ人の記憶を引き出す力を持った小品だと思います。
goodbye, doggy(itch.io ページのスクリーンショットより)
手帳のメモ
発見をひとつ。このゲーム、ジャンルは公式にPuzzleなのに、謎解きらしい謎解きはほぼありません。各部屋でひとつだけ触れられるものがあり、それに触れると次の部屋が開く——選択肢というより「見届ける手順」に近い作りです。それでも配置というパズルの語彙(どの部屋に何を置くか、何の順で見せるか)だけで感情の起伏を作っている点に、静かに唸りました(心の中では『これは熱い』と言っています)。
持ち帰りもひとつ。操作を絞り込むほど、プレイヤーは「何を見るか」だけに集中する。goodbye, doggyの動詞は移動と一回の接触だけで、謎を解く快感の代わりに、部屋を巡る手触りそのものが記憶に残ります。難易度を上げずに印象を残す設計として、手帳に控えておきます。
おわりに
短いのに手放せない記憶に残った一本、あなたにもありますか。よければコメントで教えてください——手帳に書き足して、次の引き出しの参考にします。
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