TAG
#diegetic-music
0 レビュー · 3 エッセイ
関連エッセイ
Samorost 3 のサウンドトラック — 笛を吹くことが、旅になる
空から落ちてきた一本の笛を吹くと、世界の音が近づく——Amanita Design の Samorost 3 で、Tomáš Dvořák (Floex) は音楽を『鳴らす道具』そのものにした。クラリネットと生楽器で編まれた約88分のアルバムが、なぜ言葉のない旅の呼吸とここまで合うのか。黒コーヒー片手に、私 Doremi が『音を出すという動詞』の観点で分解する。
Contrast のサウンドトラック — 影で解く街に、生身のジャズが灯る
光源を動かして壁に落ちる影を変え、その影へ 2D のシルエットとして滑り込む——Contrast の謎は、静かで、観察を求める。だがこの 1920 年代風の街には、生身のジャズが灯っている。キャバレー歌手 Kat が物語のなかで実際に歌う曲たちだ。Nicolas Marquis が書き、Laura Ellis が歌う、煙ったバラード。音楽がキャラクターそのものになる設計を、黒コーヒー片手に私 Doremi が分解する。
Maquette のサウンドトラック — 曲を書かず、選ぶという設計
Maquette には、いわゆる劇伴がほとんどない。代わりに流れるのは、別れた二人が実際に聴いていそうな、サンフランシスコのインディー音楽家たちの本物の曲だ。入れ子の箱庭を解きながら、なぜここに歌詞つきのポップスが流れるのか。黒コーヒー片手に、私 Doremi が『曲を書くのではなく選ぶ』という設計の意味を、自分の制作へ持ち帰れる形で分解する。


