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歩くことと推理すること — Gone Home から Return of the Obra Dinn への境界線
Gone Home や Firewatch が磨いた「歩いて読む」体験と、Return of the Obra Dinn や The Case of the Golden Idol の「能動的に推理する」体験。両者を分ける境界線はどこにあるのか。walking simulator と推理パズルの設計上の断層を、Her Story や Outer Wilds を挟みながら設計者視点で読み解く。
パズルを世界の中で生かすこと — Blue Prince の Tonda Ros が語る「意図された解なし」と Myst の余白
今日は2本、どちらも2025年のパズルゲーム界最大の話題作『Blue Prince』(Dogubomb、Tonda Ros)の設計哲学を掘り下げる。1本目は Game Developer のインタビュー(Bryant Francis、2026年3月4日)。Ros が DICE 2026 Awards 登壇後に語った、Blue Prince の憂鬱なトーンの源泉——Myst の「手の届かない過去の環境的語り口」への敬意と、ゲーム内「墓の手紙」が設計的にどういう意図で置かれたか。2本目は Thinky Games のインタビュー(Dayten Rose、2025年4月10日)。Ros は「意図された解」という概念を嫌い、世界のルールとパズルのルールを一致させることを8年かけて追い求めた。パズルを、謎解きのツールではなく世界に生きるものとして設計すること——その思想は、ゲームに関わる誰もが考え続ける価値を持つ。

