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関連エッセイ
テトリス(1984) — モスクワの計算センターから来た、七つの駒の四十年
1984年6月、モスクワのドロドニーツィン計算センターでアレクセイ・パジトノフが余暇に書き上げたプログラムは、ペントミノを四マスの七種類まで削り込んだだけの、ごく単純な規則だった。本稿は、フロッピーディスクでモスクワを駆け巡ったこの作品が、英国商社とソ連貿易機関エルオルグの権利争い、ヘンク・ロジャースの1989年ゲームボーイ交渉を経て世界的商品になるまでの経緯と、水口哲也『Tetris Effect』(Steam版2021年)に至る現代への系譜を辿る。
Alexey Pajitnov の哲学 — 秩序をつくる遊びを、終わらせない
Tetris を生んだ Alexey Pajitnov を、本人のインタビューを横断して考察する。ゲームは心理の産物という哲学、学びの曲線と乱数へのこだわり、十年越しのマルチプレイヤーという失敗、強度と終わらなさのジレンマ、ペントミノという影響源。核だけを守り表層を手放した設計者として読む。
ぷよぷよ(1991) — 連鎖という新しい動詞の発明
1991年10月25日、MSX2とファミコンディスクシステムで同時発売された『ぷよぷよ』。米光一成の発案、コンパイル制作、翌1992年のセガとの共同アーケード版によって「連鎖」という新しい動詞が生まれた。開発元が2003年に消えた後も、この設計は2014年の『ぷよぷよテトリス』、そして2018年のSteam版へと生き延びている。私はこの一本を、対戦型パズルという競技の起点として読み直す。


