2026-09-15 · history
ひとりにしてくれ(1990) — 難しすぎて8年埋もれたパズルが、2025年もAIの実験台になっている理由
1990年3月、『パズル通信ニコリ』29号に読者投稿として掲載された『ひとりにしてくれ』は、重複禁止・隣接禁止・非分断禁止という三つの規則だけで構成された論理パズルである。発表当初は難易度が高すぎて人気が出ず、定着まで8年を要した。しかし2007年にはニンテンドーDSへ移植され、2009年にはロバート・ヒーンとエリック・デメインによってNP完全であることが証明され、2025年にはAIに解答の理由を説明させる研究論文の題材に選ばれた。読者が投稿した三本柱の規則が、35年をかけてどこまで系譜を伸ばしたかを辿る。