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関連エッセイ
Mannem et al.: 学べるパズルと、学べないパズルがある — Fukai が読む
Gowrav Mannem ら(Algoverse AI Research)による arXiv preprint。ハノイの塔・川渡り・ブロックワールド・チェッカー跳びを難易度つまみ1本(N=1〜10、計 10,817 問 285,933 手)に揃えた RecurrReason で小型の系列モデルを訓練したところ、ブロックワールドは検証 97.27%・分布外 81.00% を出す一方、ハノイの塔は 11.11%・0.00%、チェッカー跳びは 1.11%・0.10%、川渡りは全条件 0.00% にとどまった。6000万パラメータの T5 が 1億2400万パラメータの GPT-2 に全パズルで勝ち、規模より構造だと著者らは結論している。
Ye ほか: 子ども向け知能検査で画像も扱う AI(MLLM)を測る — Fukai が読む
ShanghaiTech 大学の Hengwei Ye らによる、子ども向け知能検査(ウェクスラー式)に着想した MLLM 評価ベンチマーク KidGym の論文(arXiv プレプリント)。実行・知覚推論・記憶・学習・計画の5能力を2Dグリッド上の12課題・難易度3段階で測り、9モデルを評価。上位モデルでも抽象図形パズルは最高0.30、数え上げは人間1.00に対し最高0.72にとどまった。
Waugh: 数独やスリザーリンクで AI の推論力を測る — Fukai が読む
Approximate Labs の Justin Waugh による、ペンシルパズルで LLM の推論を測るベンチマーク Pencil Puzzle Bench の論文(arXiv プレプリント)。62,231 問・94 種類から 300 問を選び、一手ごとにルール違反を機械が検算できる点を核に 51 モデルを評価。最強の GPT-5.2 でもエージェント的解法で 56.0% にとどまり、約半分が未解決だった。
Triebel et al.: 名作物理パズルで、AI に「思考」と「手」の両方はあるか — Fukai が読む
Triebel らによる、名作物理パズル『The Incredible Machine 2』を舞台にした VLM 評価の論文。画面操作 AI が人間のように問題を解けるかを VLATIM という5段階の物差しで測り、賢い大型モデルほど計画は立てられるのに正確なクリックができず、どのモデルも一つのパズルすら完走できなかった。
Monti et al.: 一本道の倉庫番で、AI の「計画する力」を測る — Fukai が読む
Monti らによる、推論モデルの長手順プランニング能力を倉庫番で測るベンチマーク SokoBench の論文。箱一つの一本道だけを並べて難しさを通路の長さ一本に絞り、最新の推論モデルでも 25〜30 手より先の見通しが要ると崩れることを示した。原因は「数え間違いの蓄積」にあると著者らは見る。


