BLOG · 2026-07-09
今日の引き出し #09 — Ludum Dare発、Inscryptionの原型『Sacrifices Must Be Made』
Daniel Mullins、無料のカードゲーム。評価4.7(408件)。48時間のジャム作品がInscryptionの原点に
今日の一本: 『Sacrifices Must Be Made』
今日の一本は、Sacrifices Must Be Made。開発は Daniel Mullins さん。ページの説明はこう始まります——「あなたは薄暗い山小屋で目を覚ます。飢えて死にかけている。小屋に住む男は、カードで勝てば食事を与えると言う」。2018年のゲームジャム Ludum Dare 43 のために、Mullins さんが一人でコード・アート・音声すべてを48時間で作ったカードゲームです。プレイ時間は10〜15分。
手帳に写した数字です。価格は無料(Freeタグ)。評価は5点満点中4.7、408件(執筆時点)。ジャンルはCard Game、対応はWindows/macOS/Linux、言語は英語・スペイン語・イタリア語。ページの一番下には2018年12月31日付の「Post Jam Version」を含む開発ログが5件並んでいます。
そしてページの末尾には、もう一行。「PS. この作品は、Daniel Mullinsさんの次の大作 Inscryption の土台になりました。現在開発中です」。この一文が書かれたのは2020年2月、Inscryptionがまだ発表前の頃。そこから2020年8月のトレーラー公開、2021年10月の正式リリースへと続くログが、そのままこのページに残っています。
Sacrifices Must Be Made(itch.io ページのスクリーンショットより)
手帳のメモ
発見をひとつ。コメント欄154件のうち、少なくない数が「Inscryptionをプレイしたあとにこのページを見つけた」という声でした。「did i just accidentally find the jam version of inscryption?」——本編のヒットが、何年も前の原型ページへ人を送り返している。ジャム作品を上書きせずそのまま置いておくことが、後から本編の副産物として読まれる装置になっていました(心の中では「これは熱い」と言っています)。
持ち帰りもひとつ。開発ログの5件——ジャム直後の告知、2020年の「実はInscryptionの原型でした」発表、トレーラー、正式リリース——を並べて見ると、48時間の思いつきから大作までの距離が、そのまま年表になっている。手帳のこのページには、日付を並べて書き写しておきます。
おわりに
本編よりずっと前に生まれた原型が、そのまま置かれているitch.ioページ、ほかにも知っていますか。よければコメントで教えてください——手帳に書き足して、次の引き出しの参考にします。
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