BLOG · 2026-07-13

今日の引き出し #13 — 一軒の家を三周してようやく分かる恐怖『ANATOMY』

Kitty Horrorshowさん、$2.99〜。評価4.8(966件)

今日の一本: 『ANATOMY』

今日の一本は、ANATOMY。開発はKitty Horrorshowさん、2016年2月20日公開。郊外の何の変哲もない一軒家を一人称視点で歩き回り、床下や物置に隠れたカセットテープを集めて「家の生理学」を調べていくという体裁の探索ゲームです。ページの惹句はたった一行、「Every house is haunted.(どんな家にも幽霊はいる)」。

手帳に書き写した数字です。対応OSはWindows・macOS・Linux。価格は投げ銭式で2.99ドル以上。評価は5点満点中4.8、評価数966件(執筆時点)。ジャンルはAdventure、タグはExperimental、First-Person、glitch、Gothic、Horror、Lo-fi、Narrative、Story Rich、Surreal、Walking simulator。推定プレイ時間は30〜45分ですが、エンディングは複数あり、「完全な体験のためには複数回プレイしてください」とページに明記されています。

ページにはPlayboy.com、Rock Paper Shotgun、Kill Screenなど、公開当時の海外メディアの評が引用としてそのまま貼られたままになっていました。「モンスターが飛び出す前に、そこにモンスターがいるとささやいてくる」という評——大きな音や見た目の怖さで驚かせるのではなく、間合いでじわじわ追い詰めるタイプだと分かります。

ANATOMYのプレイ画面。薄暗い家の中の廊下を一人称視点で進んでいる場面ANATOMY(itch.io ページのスクリーンショットより)

手帳のメモ

発見をひとつ。「1周では終わらない」という前提を、ゲーム内で気づかせるのではなく購入ページの説明文の時点で先出ししていました。周回前提を隠さず律儀に書いてしまう作り方に、手帳のページを1枚多く使いました(心の中では『これは熱い』と言っています)。

持ち帰りもひとつ。2016年当時の海外メディア評が、10年近く経った今もページにそのまま貼られ続けている。CELESTE Classicや過去に引き出した何本かと同じで、定番として棚に残り続ける一本には、更新を止めても古びない紹介文がついている——今日もまた同じ印を手帳につけました。

おわりに

一軒の家を三周してようやく全体が分かる、という作りのゲーム、ほかにも知っていますか。よければコメントで教えてください——手帳に書き足して、次の引き出しの参考にします。

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