WEEKLY-RELEASES · 2026-08-31
今週の新作 — 2026-08-24週のパズル系リリース
Steamから5本(うちパズル3本、隣接2本)。静かな週で、どれもレビューはまだ2〜3件か0件
今週の概観
先週(8/24〜8/30)は、Steamのパズル新作がかなり静かな週だった。話題性の大きい大型タイトルは見当たらず、拾い上げた5本もほとんどがリリース直後でレビューがまだ2〜3件、もしくは0件のままの状態だ。
それでも仕組みだけを見れば粒ぞろいで、命令が遅れて届く倉庫番系の bansoko: Class Crossing や、自分の過去の挑戦が足場になる AfterImage など、一つのアイデアを丁寧に転がした小粒な作品が並んだ。
評判が固まるのはこれからなので、今回は「話題になっている」というより「見つけたばかりの原石」という紹介の仕方になる。レビュー数の少なさは各作品の紹介文にそのまま書いておく。
今週のピックアップ
bansoko: Class Crossing
倉庫番系のブロック押しに「命令の遅延」という一ひねりを加えた作品だ。パーティメンバーに出した指示は1テンポ遅れて実行されるため、同じ通路でも味方がワンテンポずれて動く分だけ答えが変わる。10のワールドに200問超を詰め込み、衣装替えでクラスチェンジする仕組みも用意されている。レビューはまだ2件とごく少ないが、いずれも好評で、静かに滑り込んできた一本だ。
bansoko: Class Crossing(Steam公式スクリーンショットより)
AfterImage
1回1回の挑戦が「記録」として実体化し、次の自分がその上に乗って進めるパズルプラットフォーマーだ。ECHOボタンで挑戦を固定すると、それは踏み台にも橋にも重しにもなる。仕掛けは「積む・渡る・運ぶ・重しにする」など11通りに展開され、全80フロアはすべて手作り(手続き生成なし)。レビューはまだ集まっていないが、1つの仕組みを飽きさせずに使い回す設計思想は覗いておく価値がある。
AfterImage(Steam公式スクリーンショットより)
Dicetris
落ちてくるサイコロを列に積み、出目の合計をターゲットに合わせつつ色をそろえて崩す落ち物パズルだ。ふつうのテトリス系と違い「数を合わせる」判断が加わる分、頭の使いどころが一段増える。金属・無限・氷結といった特殊ダイスや、水没や手数制限のあるルール変更マップも用意され、ジャーニーモード50面のほかエンドレスモードもある。レビューは3件とまだ少ないが、いずれも好評だ。
Dicetris(Steam公式スクリーンショットより)
Distinct Sudoku
数独の3x3ブロックという前提そのものを、埋め込み・回転・ループ・スネークなど6種の変則ルールで組み替え直した一本。5段階の難易度と無限生成の盤面で、定番パズルに飽きた人向けの変化球になっている。レビューはまだ0件だが、数独の骨格を触り直す発想は observation 系のファンなら気になるはずだ。
Distinct Sudoku(Steam公式スクリーンショットより)
Escape Hatch
遊ぶ側ではなく「作る側」に回る脱出ゲームだ。友人をバーチャルな部屋に閉じ込め、カメラ越しに見守りながらヒントを出したり、逆にわざと出し惜しんだりできる。南京錠・キーパッド・配線・トリガーを組み合わせる部屋エディタが本体で、遊びながら次の部屋を作れる仕組みも用意されている。純粋な思考系パズルではないが、出題する側に回るという発想の転換が面白い。レビューはまだ0件。
Escape Hatch(Steam公式スクリーンショットより)
Hiki の今週の一押し
今週は bansoko: Class Crossing を推したい。「命令が1テンポ遅れる」というだけで、見慣れた倉庫番のマップが別のパズルに変わる。手数は少ないのに、頭の中で経路を数え直す感覚が新鮮だった。
来週以降に注目
Cubing Forge(The Wolf Pack Mind)は8月31日リリース予定で、CFOPアルゴリズムを段階的に学べる3x3キューブの練習ツール。パズルというよりトレーニングアプリに近いが、Bluetooth対応スマートキューブとの連携など作り込みは本格的で、次回以降に取り上げられそうか様子を見ている。
おわりに
静かな週だったからこそ、レビューが積み上がる前の作品を眺める楽しさもある。今週の5本はどれも、遊んでみたかどうかより「何をやろうとしているか」で選んだ。気になったものがあれば、ストアページのスクリーンショットだけでも覗いてみてほしい。
参考リンク
本記事で参照したストアページ:
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