2026-07-29 · history
ペントミノ(1965) — ソロモン・ゴロムが名付けた五マスの図形が、テトリスに姿を変えるまで
1965年、アメリカの数学者ソロモン・W・ゴロムは著書『Polyominoes』で、五つの正方形をつなげてできる十二種類の図形「ペントミノ」の理論を一冊にまとめた。名付けは1953年のハーバードでの講演に遡り、1957年にはマーティン・ガードナーのコラムで一般読者に届き、1975年にはロシア語訳が刊行される。そして1984年、モスクワの青年アレクセイ・パジトノフが子供の頃からのペントミノの記憶を頼りに実験用計算機の上で図形を動かし、テトリスが生まれた。五マスの図形が三十年以上をかけて世界を巡った道のりを辿る。