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カナイセイジさんの『ラブレター』(2012)は、16枚のうち1枚を誰も見ないまま外してから始まります。場に出るのは15枚。捨札は表向きに並ぶので誰でも数えられるのに、最後の1枚だけは構造上わからない。乱数を回さずに不完全情報を作る、この「引き算」を分解しました。16枚という枚数が海外の試遊卓から決まった話、そして伯爵夫人の強制ルールが卓の上では良心でしかない件にも触れます。