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Get Off the Earth(1896) — サム・ロイドが特許を取った、数え間違いの装置
1896年、パズル作家サム・ロイドが特許を取得した回転式の消失パズル『Get Off the Earth』。円盤を少し回すだけで13人の人影が12人に減る仕掛けの正体と、1880年の先行例『Magic Egg Puzzle』、1858年の『トリック・ミュールズ』からの系譜、そして現代の錯視パズルにまで続く「数えることを疑わせる」設計の起源を裏取りする。
15パズル(1880) — サム・ロイドが世界を騙した、解けない一手
1880年初頭、アメリカとヨーロッパを席巻した「15パズル」の狂騒。だが世間が発明者と信じたサム・ロイドは、その狂騒が終わって16年後にようやく自作を主張した詐称者だった。本稿は、この箱の本当の出自と、ロイドが懸賞金を賭けた「14と15が入れ替わった盤面」が数学的に絶対に解けないという1879年の証明を辿り、スライドパズルが現代のデジタルパズル設計に残した「解けることの保証」という遺産を読み直す。
