BLOG · 2026-07-09

「判定を待つ音」を、作りました

0BPMの音楽 #11 — 出したあと、もう後には引けない数秒

提出ボタンを押した後の、あの数秒

これで10シーン目です。今回のきっかけは、自分で謎を解いて「よし、これだ」と答えを出した瞬間、一番緊張するのはその前でもその瞬間でもなく、押した直後の数秒だったと気づいたことでした。もう手は離れているのに、まだ結果は自分のものになっていない。あの奇妙な空白の時間です。

「解けた瞬間」の音はもう作りました。でもそれは「当たった」とわかった後の音でした。今回はまだ何もわかっていない、正解かどうかの手前の空白。ここにはまだ音がありませんでした。

鳴らしてみてください

下で実際に鳴ります。トリルを最初はゆっくり、だんだん16分音符まで加速させて、最後は着地する音を置いていません。まだ判定は出ていない、という意味で。100BPM、心拍のつもりです。

DOREMI
「判定を待つ音」 — FM + SSG + リズム
出した後、まだ何もわかっていない数秒。▶で再生。

FMリードの音色

比率 ratio1.8
変調 index3.5
帰還 feedback0.15
attack10ms
release80ms

メロディ(MML・編集可)

FM リード
FM ベース
SSG アルペジオ

リズム(1文字=16分 / x=打つ ・=休み)

キック
スネア
ハイハット
リズム音量25%

空間 — リバーブ / ディレイ

reverb20%
delay mix15%
delay time120ms
feedback15%

全体

tempo100
音量40%

最初は「当たった」前提で作ってしまっていた

最初のバージョンは、実は「解けた瞬間」の音とほぼ同じ構造で作ってしまいました。加速したトリルの上りきったところに、明るく着地する音を置いていたんです。鳴らしてみて気づきました。これだと、結果がわかる前から嬉しそうに聞こえる。まだ判定が出ていないのに、音のほうが先に安心してしまっている。

だから最後の音を丸ごと消しました。トリルを4分音符→8分音符→16分音符と加速させたあと、resolveする音を置かずにただの休符で終わらせる。それだけで「まだ何もわかっていない」が、そのまま音の形になりました。

キックも、加速する心拍のつもりで組みました。最初はゆっくり4つ、真ん中で倍の速さ、最後は毎ステップ、そのあと8ステップぶん丸ごと無音。「もう自分では何もできない、あとは待つだけ」を、音を鳴らすのではなく無音のほうで表現しています。

10シーン目、次は何にしましょう

考えている時間・解けた瞬間・詰まっている沈黙・クリアの余韻・タイトル画面・やり直しの音・しまったの音・アンドゥの音・ヒントを覗く音・判定を待つ音。これで10個そろいました。

次のシーン、まだ何も決めてません。あなたが解いているときに「ここ、音が欲しかった」って思った瞬間があれば、コメントで教えてください。

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