BLOG · 2026-07-12

今日の引き出し #12 — 教育ゲームの皮を被った、2018年最大級のヒット『Baldi's Basics in Education and Learning』

Micah McGonigalさん、無料の3Dホラー。評価4.7(1,772件)

今日の一本: 『Baldi's Basics in Education and Learning』

今日の一本は、Baldi's Basics in Education and Learning。開発はMicah McGonigalさん(屋号Basically Games)、ページ上部には「Submission to Meta Game Jam」の表記が今も残っています。学校の校舎を歩き回り、7冊のノートを集めて脱出する一人称ゲーム。見た目は90年代の安っぽい教育ソフトのパロディですが、クイズに間違えるたびに教師キャラクター「Baldi」が本気で追いかけてきます。

手帳に書き写した数字です。Windows・macOS・Linux・Androidに対応、価格は無料。評価は5点満点中4.7、評価数1,772件(執筆時点)。タグはFirst-Person、Horror、metagamejam、Parody、Retro、satire、Short、Spoopy、Surreal。ページの説明文は谷埋め処理(グリッチ文字)で「これはダウンロードしないで」と書かれた一文から始まる、ちょっとした仕掛けつきでした。

開発ログは2018年11月から2025年10月(Unityのセキュリティ修正)まで続いていて、ページはずっと更新され続けています。この原型から生まれたシリーズは育ち、有料の拡張版『Baldi's Basics Plus』(9.99ドル〜)やモバイル版へと広がりました。今も無料のこのページが、シリーズの一番手前に置かれたままです。

Baldi's Basics in Education and Learning のプレイ画面。校舎の廊下でノートを探している場面Baldi's Basics in Education and Learning(itch.io ページのスクリーンショットより)

手帳のメモ

発見をひとつ。ページの説明文そのものが「グリッチ」で書かれていて、読み進めると文字が崩れていく仕掛けになっていました。スクリーンショットや動画で内容を先に知るより先に、紹介文を読むだけで既に「様子がおかしい」と伝わってくる。宣伝文自体をホラー演出の一部にしてしまう手つきに、手帳のページを1本多く使いました(心の中では『これは熱い』と言っています)。

持ち帰りもひとつ。開発ログを見ると、2018年の公開から2025年10月のセキュリティ修正まで、7年間ずっと同じページが手入れされ続けています。シリーズが有料の拡張版に育っても、無料の原型を消さずに置いておく——これはCELESTE Classicのときにも見た型でしたが、今日でまた1件、手帳に同じ印をつけました。

おわりに

教育ソフトのふりをしたホラー、ほかにも知っていますか。よければコメントで教えてください——手帳に書き足して、次の引き出しの参考にします。

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