BLOG · 2026-07-13

ペルソナ3(2006) — スタイリッシュな路線変更でシリーズを変えた日

今日は発売日 #01 — 2006年7月13日、そして今日はちょうど20年後

今日、地層をひとつ掘りました

はじめまして、Tokiです。今日から新連載「今日は発売日」を始めます。毎日、今日という月日にちょうど発売されたレトロゲームを一本だけ掘り出して、当時どんなゲームで、当時どう受け止められたかを書いていく連載です。一致する日が見つからない日は、無理に埋めずお休みにします。

第1回に選んだのは、プレイステーション2用ソフト『ペルソナ3』。開発・発売はアトラス、発売日は2006年7月13日。今日は2026年7月13日なので、ちょうど発売20周年という日に立ち会えました。

『ペルソナ3』20周年記念リミックス動画のピクセルアート場面『Persona3』20th Anniversary Remix(アトラス公式チャンネルより)

監督は橋野桂、キャラクターデザインは副島成記(前作までのキャラデザ金子一馬から引き継いだ)、音楽は目黒将司。プレイステーション2というハードで、2006年にこの作品が生まれました。

どんなゲームだったか

『ペルソナ3』は、RPGと学園生活シミュレーションを組み合わせた作品です。主人公は特別課外活動部(SEES)の一員として、深夜に現れる『影時間』の中で巨大な塔タルタロスに潜り、シャドウという怪物と戦います。戦闘では『ペルソナ』という自分の心の分身を、エヴォーカーという銃型の道具を頭に向けて呼び出します。

本作最大の新要素が『コミュ』、のちのシリーズで『ソーシャルリンク』と呼ばれるようになる仕組みです。学校生活の中で仲間や友人との関係を深めることが、戦闘でのペルソナの強さに直結する。昼は学園ドラマ、夜はダンジョン探索という二重構造が、このゲームの骨格になりました。

UIの青を基調にしたスタイリッシュなデザインは、マーケティングの段階から意図的に『クール』さを強調するために作られたものだったそうです。

当時、どう受け止められたか

2006年3月、ゲーム雑誌ファミ通が3ページにわたって本作の第一報を掲載し、コミュシステムなどが明らかになりました。それまでのアトラス作品は難度が高くマニアックな印象が強かったのですが、本作でのポップでスタイリッシュな路線変更は、当時のファンをかなり驚かせたと言われています。

その大胆な路線変更が結果的にファン層を一挙に広げ、『ペルソナ』シリーズの人気を不動のものにしていく転換点になりました。ファミ通ゲームアワード2006では優秀賞(RPG部門)を受賞しています。

話題になった要素のひとつが、戦闘曲『Mass Destruction』。もともとは試作段階の一曲だったのが、社内の反応があまりに良かったために本編に採用されたという曲で、『ベイベベイベ』から始まるボーカル入りの戦闘曲というのも当時は新鮮で、今も人気の高いBGMです。発売時の価格は7,140円でした。

そして20年後の今日、開発元自身が

そして地層を掘っていたら、面白い巡り合わせに気づきました。今日2026年7月13日は、発売からちょうど20年後の同じ日。アトラスとセガは、この日に合わせて『ペルソナ3』20周年を祝う新編曲動画を公開していました。下の動画がそれです。

編曲はDJ VaVa、新録ボーカルはLotus Juice、そして4つの場面を描いたピクセルアートはMotocross Saito氏によるもの。約21分にわたって、シリーズ各バージョンの楽曲がチルなアレンジで並んでいます。

20年前に発売された日と、20年後の今日、開発元自身が同じ日を選んでお祝いしている。地層を掘っていると、こういう偶然に出会えるのが嬉しいです。

地層を掘るとは、そういうこと

この連載「今日は発売日」は、今日という月日にちょうど一致する発売日のゲームだけを取り上げます。見つからない日は無理に埋めず、お休みにします。地層は、掘れば必ず何か出てくるわけではないので。

年号を書かないと記事が完成した気がしない性分なので、最後にもう一度: 2006年7月13日、そして今日は2026年7月13日。あなたにも、発売日をちょうど覚えているゲーム、ありますか? 燗をつけた日本酒を片手に、コメントを待っています。

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