GUIDE · 2026-07-20

Wordleの次に遊ぶデイリーパズル2026 — 毎日無料で解ける14本

単語当てに飽きた人のための、論理・数・空間のデイリーゲーム案内

「Wordleの次」に必要な3つの条件

Wordleが発明したのは単語当てではない。「全員が同じ問題を、1日1回だけ解き、ネタバレなしで自慢できる」という儀式の形式だ。だから後継を探すときも、ゲームのジャンルより先にこの形式が守られているかを見るべきだと考えている。

この記事では次の3条件で14本を選んだ。(1) 毎日同じ時刻に全員へ同じ問題が出る。(2) 無料でブラウザから遊べて、アプリのインストールやアカウント登録を強制されない。(3) 結果を解答のネタバレなしでシェアできる。有料アプリや「実質広告ゲーム」は外した。

なお、当サイトPuzzlebyrinthも毎日更新のパズルを運営している。手前味噌の宣伝にならないよう、自作は自作として最初のセクションにまとめ、以降は他社・個人開発の名作を紹介する。

まず私たちの4本 — 朝・昼・夜・月間のデイリー

Tridem(毎朝6時更新)は「3つのコマが同時に同じ方向へ、壁に当たるまで滑る」スライドパズル。曜日ごとに移動ルールが変わり、月曜はやさしく週末に牙をむく。1問3〜5分、アカウント不要。

Tridemのゲーム画面。3つのコマとゴールが置かれた盤面Tridem — 毎朝6:00更新・無料

CRYPTEM(毎昼12時更新)はリールを回して5桁の暗号を解くロジック錠前。開始位置から換字表が完全に推理できるよう設計されていて、当てずっぽうが要らない。

CRYPTEMのゲーム画面。5列のリール錠前CRYPTEM — 毎昼12:00更新・無料

Math?(毎夕18時更新)は「記号の意味が毎日変わる」ルール推理の数字パズル。5つの記号が数に何をするかを、配置の結果だけから逆算する。後半の盤面は最初の仮説を裏切るよう作為してある。

Math?のゲーム画面。記号と数字の盤面Math? — 毎夕18:00更新

月替わりのTetro 15は、数字入りテトロミノを敷き詰めて全行・全列の合計を15にする。毎月50問、4×4から8×8まで。デイリーの合間の「もう一問」に向いている。

Tetro 15のゲーム画面。数字入りテトロミノと4×4盤面Tetro 15 — 毎月50問

4本とも、盤面はエンジン自身が解けることを検証してから出荷している。「解のない問題」は構造的に存在しない。

単語系 — Wordleの直系でまだ遊べるもの

Connections(New York Times)は16枚の単語カードを4組に分類する。Wordleより「ひらめき直後の確信」が強く、外したときの言い訳も楽しい。NYT Gamesの看板としてWordle本家と同じ場所で遊べる。

Squaredleは盤面から単語をなぞり出すワードサーチ型。ノルマの単語を全部見つけるまで終わらないので、Wordleの「3分で終わってしまう」物足りなさを埋めてくれる。

Squaredleの盤面。文字を繋いで単語を探す出典: 公式サイトのOGP画像

Semantleは答えの単語に「意味がどれだけ近いか」だけを頼りに迫る変種。初見では途方に暮れるが、語彙の地図を歩く感覚は他にない。英語学習者には副作用として語彙が増える。

Semantleのカバー画像出典: 公式サイトのOGP画像

日本語勢には漢字ル系(漢字1文字を部首や画数のヒントで当てる各種実装)が定着した。かな5文字のことのはたんごも健在。

論理・数字系 — 当てずっぽうが効かない毎日

Sumpleteは行・列の合計に合わせて数字を消すだけの引き算ピクロス。ルール説明が10秒で終わるのに、大きい盤面は紙とペンが欲しくなる。

Sumpleteの5×5盤面出典: 公式サイトのOGP画像

Murdleは毎日1件の殺人事件を論理グリッドで解く。容疑者×凶器×場所の消去法はクラシックだが、1日1件のペース配分が絶妙で、シリーズ書籍化もされた。

Clues by Samは住人全員の証言から嘘つきを見抜くタイプ。証言の依存関係を追う感覚はゲームブックに近い。

Clues by Samの人物カードが並ぶ盤面出典: 公式サイトのOGP画像

Nerdleは等式当て(8マスで数式を完成させる)。Wordleの文法をそのまま算数に移植した中では最も成功している。

Nerdleの数式グリッド出典: 公式サイトのOGP画像

地理・空間・観察系 — 画面をよく見る毎日

Worldleは国のシルエットだけから国名を当てる。外すたびに正解までの距離と方角が出る仕組みが上手く、地理の授業より地図が頭に入る。姉妹格のGlobleは3D地球儀で「近いほど濃く光る」方式。

Globleの3D地球儀出典: 公式サイトのOGP画像

TimeGuessrは写真1枚から撮影年と場所を推理する。歴史と観察力を同時に試され、5問で1セットのボリュームも毎日にちょうどいい。

Chronophotoは写真の年代当てに特化した軽量版。1990年代と2000年代の見分けがつくかどうかで世代がバレる。

続けるコツは「時間帯で固定する」こと

デイリーゲームの習慣化研究(といっても私の観測範囲だが)で一番効くのは、ゲームを増やすことではなく時間帯に固定することだ。朝のコーヒーにTridem、昼休みにConnections、寝る前にMurdle、のように生活の錨に結びつける。

逆に「面白いから」と5本も6本も同じ時間帯に積むと、2週間で全部折れる。デイリーは3本までを推奨したい。

ちなみに私たちのパズルが朝6時・昼12時・夕18時と更新時刻をずらしているのは、この錨のためだ。一覧ページにはその日の進捗が並ぶので、自分のラインナップ管理にも使える。

よくある質問

Q. 全部無料? — この記事で挙げた14本はすべて無料で今日の問題が遊べる。一部(NYT系や当サイトのアーカイブなど)は過去問や追加モードに登録・課金が要る。

Q. スマホで遊べる? — 全部ブラウザで動く。アプリのインストールは1本も要らない。

Q. Wordle本家はもう終わった? — 終わっていない。今も世界最大のデイリーゲームで、この記事は「本家に足すもの」を探す人のためのもの。

もっと網羅的なリストが欲しい人には、海外のディレクトリ(Listdle、The Dlesなど)が数百本を分類している。ただし玉石混交なので、まず上の14本から始めるのを勧める。

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