2026-08-21 · designer-study
岩谷徹の哲学 — 迷路を、迷路に見せない
『パックマン』(1980)の企画者・岩谷徹を、本人の講演とインタビューだけから考察する。彼は迷路のゲームを作りながら、迷路の壁を「輪郭線だけ」にして目立たなくした。「足し算ではなく引き算で考える」と言い、1986年にも2015年にも同じ難易度論を語り、そして2011年には「iPhone の単純なゲームの氾濫」を批判した。単純さの極北を作った人が単純さを叱る——この矛盾に見えるものを、番茶を淹れ直しながら並べ直す。