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#2013
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関連エッセイ
Sokobond(2013) — 結合数だけの規則、倉庫番の三十一年後
2013年8月27日、アラン・ヘイゼルデンとハリー・リーが小さなパズルゲーム『Sokobond』を公開した。遊びの骨格は1982年の『倉庫番』そのままに、そこへ「元素ごとに決まった結合数」という一つの制約だけを足した一本である。この地味な変異は、IndieCade決勝進出とIGF音響部門の栄誉ある言及を経て、ヘイゼルデンを専業のパズル設計者に変えた。その十年後に生まれた『A Monster's Expedition』(2020)まで、押す規則がどう受け継がれたかを辿る。
A Dark Room(2013) — 言葉だけの部屋で焚かれた、たった一つの火
2013年6月10日、絵も音もないブラウザゲーム『A Dark Room』が公開された。表示されるのは一行の文章と選択肢のボタンだけである。開発者マイケル・タウンゼンドが書いたこの実験は、同年『Candy Box!』や『Cookie Clicker』と並ぶインクリメンタルゲームの季節に生まれながら、隠された物語を持つ点で一線を画した。見知らぬ開発者アミール・ラジャンの手でiOSへ移植された本作は、2014年、Apple公式チャートで有料ゲーム1位に立つ。無名の個人による一本のコードが、想像力だけを頼りに市場の頂点へ届いた軌跡を辿る。
PuzzleScript(2013) — 一行のルールが量産した、世界中の“押すゲーム”
2013年10月、Stephen Lavelle(increpare)が無償公開したブラウザ用パズルエンジン PuzzleScript。たった一行のルール記述で倉庫番系パズルが作れるこの道具は、Alan Hazelden の初期作を経て『A Good Snowman Is Hard to Build』を生み、Hempuli 自身が語る“ブロックパズルの再興” を経由して『Baba Is You』の土壌にまで繋がった。系譜を裏取りする。
