2026-09-24 · history
算額(1683) — 「解けた感謝」ではなく、「解けるか」という挑戦状として奉納された絵馬
算額(さんがく)は、江戸時代の日本で神社仏閣に奉納された幾何学の絵馬である。年号が確認できる最古の記録は天和3年(1683年)、現存する実物としては貞享3年(1686年)の一枚が最古とされる。中には答えを書かず次に訪れる誰かへの挑戦として奉納されたものもあり、1822年の1枚は西洋より115年早く「ソディの六球連鎖」を記録していた。コンパスと定規だけで図形を組み立てるという算額の精神は、現代の『Euclidea』や『Ecocoru』のようなパズルゲームに今も息づいている。