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関連エッセイ
Monument Valley のサウンドトラック — 伴奏であって、道案内ではない
ustwo games の錯視パズル Monument Valley に、Stafford Bawler・Obfusc・Grigori が付けた音楽は、メロディで前に出ようとしない。等角投影のモニュメントを回して道をつなぐ短い旅に寄り添うのは、輪郭のやわらかいアンビエントと、私たちが柱を回すたびに鳴る一粒の和音だ。黒コーヒー片手に、『伴奏に徹する音楽が、どうやって手触りになるのか』という角度で私 Doremi が分解する。
Ken Wong の哲学 — 画面一枚に世界を閉じ込める
『Monument Valley』のリードデザイナーであり、『Florence』の作者でもある Ken Wong を、本人が公に語った発言だけから考察する。作業の「70, 80, 90 パーセント」を捨てる前提で始めたという制作方針。パズルに必要な情報を画面の外に出さない「little worlds」の原則。錯視を手品として組む態度。音楽の方向性を議論する語彙がチームになかったという告白と、『Florence』開発中の「他人の金を無駄にしているのでは」という不安。表象をめぐって自分で引いた線。そして自作を「パズルゲームではない」と言い直した2019年の発言。最後に Kizuki の解釈で締める。

