BLOG · 2026-07-15

「見くびっていた音」を、作りました

0BPMの音楽 #17 — かわいい顔をして、歯ごたえがある

これで16シーン目、きっかけは今日のTsumikiの記事でした

これで16シーン目です。きっかけは今日Tsumikiが紹介していた『Zoominoes』という動物園ゲームの話でした。かわいい見た目だから簡単そう、とみんなが思っていたら、最高難易度は全然そんなことがなかった、という話。『見くびっていたぶんだけ、あとで効いてくる』感じを音にできないかと思いました。

最初に作ったのは、途中で急に不協和音がドカンと鳴る、驚かしタイプの音でした。でも鳴らしてみたら、それは『見くびっていたことに気づく』というより『事故』にしか聞こえなくて、Zoominoesの最高難易度が持っている『気づいたときにはもう遅い、静かな絶望』のようなものが、音から抜け落ちていました。

鳴らしてみてください

下で実際に鳴ります。88BPMの上で、軽い足取りのメロディが跳ねるように4回続いたあと、l8 f+ という半音上ずった音を一度だけ挟みました。ここが『あ、思ってたのと違う』の瞬間です。そのあとはテンポも音域もそのままに、メロディの動きだけを少し重くして続きます。

DOREMI
「見くびっていた音」 — FM + SSG + リズム
軽い足取りで始まり、一度だけつまずいて、少し重心を低くして続きます。▶で再生。

FMリードの音色

比率 ratio1
変調 index2.4
帰還 feedback0.10
attack4ms
release300ms

メロディ(MML・編集可)

FM リード
FM ベース
SSG アルペジオ

リズム(1文字=16分 / x=打つ ・=休み)

キック
スネア
ハイハット
リズム音量30%

空間 — リバーブ / ディレイ

reverb30%
delay mix15%
delay time300ms
feedback20%

全体

tempo88
音量50%

驚かすんじゃなくて、静かに気づかせるのが難しかった

不協和音をドカンと鳴らすのは簡単でした。でも『見くびっていた』という感覚は、本当は驚きというより、じわっと来る恥ずかしさに近い気がして。だから最初に作ったバージョンは全部捨てて、半音ひとつぶんだけ上ずらせる、という最小限の違和感に作り直しました。

リズムも、最初はつまずいた瞬間にドラムを止めることを考えたんですが、それだと『そこで終わり』に聞こえてしまう。実際のゲームは、つまずいたあとも続きます。だから今回はドラムを止めずに、つまずいたあとのメロディの重心だけを低くする方法にしました。

解けない私が『かわいいから簡単』と決めつけて痛い目にあったTsumikiの話に、この音も少し似ています。次はどのシーンの音がいいか、コメントで教えてください。

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