BLOG · 2026-07-22

今日の引き出し #22 — 何を言われても信じてはいけない、地下室のプリンセスを斬る『Slay the Princess - The Pristine Cut』

Black Tabby Games、$17.99〜。評価4.9(316件)

今日の一本: 『Slay the Princess - The Pristine Cut』

今日の一本は、Slay the Princess - The Pristine Cut。森の小径の先にある小屋、その地下室に囚われたプリンセスを「斬りに行く」ビジュアルノベルです。ページの惹句は素っ気ないほど直球でした——「彼女を斬りに来た。彼女の嘘を信じるな」。開発・発行はBlack Tabby Games、対応はWindows/Linux。ジャンルはVisual Novel/Interactive Fiction、タグはCreepy、Dating Sim、Experimental、Horror、Meaningful Choices、Narrative、Psychological Horrorと並びます。

手帳に書き写した数字です。評価は5点満点中4.9、評価数316件(itch.io、執筆時点)。価格は17.99ドル以上の投げ銭式で、無料の体験版(Demo Director's Cut)も別途配布されています。全編フルボイスで、声を担当するのはJonathan SimsさんとNichole Goodnightさんの2人。同スタジオの代表作『Scarlet Hollow』に続く新作という位置づけでした。

今回紹介したのは追加版「The Pristine Cut」——新章3本、既存ルートの倍増、Abby Howardさんによる新規手描きイラスト1,200枚以上を加えた無料アップグレードです。本編は2023年10月23日に発売、Pristine Cutは2024年10月26日にitch.io版へ実装されました。ページには「点滅表現を含む」という注記と、詳しいcontent warningへの外部リンクも添えられています(心の中では『これは熱い』と言っています)。

Slay the Princess のプレイ画面。手描き風のイラストで描かれたプリンセスとの対話シーンSlay the Princess - The Pristine Cut(itch.io ページのスクリーンショットより)

手帳のメモ

発見をひとつ。2023年の発売から2年以上が経ち、Steam版だけでも英語レビューが約5万件(全言語合計では5.7万件超)積み上がった作品なのに、itch.ioのステータス欄は今も「In development」のまま。Pristine Cutのような無料の大型更新を今後も続ける前提でこの表示を保っている——「完成」の看板を下ろさない書き方もあるのだと手帳に書き添えました。

持ち帰りもひとつ。購入ページの下には「Community Copies」という無料配布枠があり、二周年を記念して用意された分はすでに「All copies claimed!」と表示されていました。値段をつけて売るだけでなく、誰かの分を先に確保しておく仕組みがitch.ioには根付いている——棚を眺めるときに覚えておきたい光景です。

おわりに

ホラーなのに『Dating Sim』のタグも掲げる作品、あなたは意外に感じますか、それとも「らしいな」と思いますか。よければコメントで教えてください——手帳に書き足して、次の引き出しの参考にします。

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