WEEKLY-RELEASES · 2026-09-06

今週の新作 — 2026-08-30週のパズル系リリース

Steamとitchから6本(うちパズル4本、隣接2本)

今週の概観

先週(8月30日〜9月5日)にSteamとitch.ioでリリースされたパズル系の新作は、爆発的な話題作こそ無かったが、発売から数日でレビューが積み上がった2本を含む6本を選んだ。

純粋な思考パズルは4本、隣接ジャンルは2本。後者の『ShoreTiles』と『Isle of Reveries』は、発売数日で50件超のレビューを集め、評価はどちらも「やや好評」以上に落ち着いている。

残る4本はレビューがまだ0件かごく少数の、これからの作品だ。手帳に書き写した候補の中から、コンセプトと作り込みの見え方で選んでいる。

今週のピックアップ

Recursive Access

開発: Colin Kidwell / リリース: 2026-09-02 / 価格: $1.99(約¥300) / プレイ時間目安: 2〜4時間(手続き生成の周回込み) / Steam: 評価はまだこれから(レビュー0件)

個人開発者Colin Kidwellが2026年9月2日にリリースした、立方体状のネオン迷路を1マスずつ転がって進む一人称パズルだ。鍵を集めて出口を目指す構造自体はシンプルだが、迷路は毎回手続き生成されるため、決まった正解を覚える攻略は効かないようだ。レビューはまだ集まっていないが、$1.99というライトな価格と段階的に難度が上がる周回構造は、隙間時間に少しずつ進める一本として悪くない選択に見える。ネオン色の立方体迷路の通路で、球状のプレイヤーキャラがマス目を1つずつ転がって進んでいる場面Recursive Access(Steam公式スクリーンショットより)

ShoreTiles

開発: VOXEL Studios(発行: Noovola) / リリース: 2026-09-03 / 価格: $5.94(約¥890、15%オフ) / プレイ時間目安: 1周30〜60分・高いリプレイ性 / Steam: やや好評(59件中44件が好評)

VOXEL StudiosとNoovolaが2026年9月3日にリリースした、灯台を中心に島を築くタイル配置パズルだ。ランダムに引いたタイルを盤面に置いて集落や農地を広げる昼のフェーズと、深海から現れる怪物に備える夜のフェーズが交互に訪れる。一度置いたタイルは撤回できない仕様が、パズルらしい緊張感を生んでいるようだ。Steamでは発売から数日で59件のレビューが集まり、うち44件が好評で「やや好評」の評価。VOXEL Studiosは『The Bench』などを手がけたスタジオで、発売前から海外メディアCOGconnectedでも取り上げられていた注目作である(2026-04時点の記事)。灯台を囲むように配置されたタイル群と、次に置くタイルを選んでいる様子が見える島の全景ShoreTiles(Steam公式スクリーンショットより)

Froggy Logic

開発: Qianyu Tiancheng / リリース: 2026-09-04 / 価格: $5.39(約¥810、10%オフ) / プレイ時間目安: 4〜6時間(9章構成) / Steam: 評価はまだこれから(レビュー0件)

個人開発者Qianyu Tianchengが2026年9月4日にリリースした、レーザーが張り巡らされた迷路を進む状態変化パズルだ。カエルは「通常・濡れ・浮遊・凍結・死亡」の5状態を切り替えながら、鏡や爆弾を配置してレーザーの向きを変えていく。ストアの説明文には「失敗という結果は無く、まだ正解を見つけていないだけ」という一文があり、詰み感を出さない設計思想がうかがえる。9章構成のストーリーモードを備えるが、レビューはまだ0件。派手さより仕掛けの積み重ねで見せるタイプの一本だ。レーザーの線が伸びるステージで、カエルのキャラクターが鏡のアイテムを持って光線の向きを調整している場面Froggy Logic(Steam公式スクリーンショットより)

Mazlide

開発: Mazlide Studio / リリース: 2026-09-04(アーリーアクセス) / 価格: $2.99(約¥450) / プレイ時間目安: キャンペーンだけで10時間超(350レベル) / Steam: 評価はまだこれから(レビュー0件)

Mazlide Studioが2026年9月4日にアーリーアクセスでリリースした、移動が特定のルールで制限されるグリッド型の論理パズルだ。ストアの説明では「ポケモンの氷上スライドのような移動」からヒントを得たと紹介されている。7つのワールドにまたがる350レベルのキャンペーンに加え、5万問超のコミュニティ投稿レベルと無限生成モードを備え、ボリュームは今週の候補の中でも際立つ。1対1のオンライン対戦や週替わりのボス面もあり、コミュニティ機能に力を入れた構成だ。アーリーアクセスでの船出のため、レビューはまだ無い。グリッド状のステージ上で、駒が一定方向に滑るように移動して壁にぶつかって止まる様子Mazlide(Steam公式スクリーンショットより)

Isle of Reveries

開発: desertcucco / リリース: 2026-09-04 / 価格: $17.99(約¥2,700、10%オフ) / プレイ時間目安: 15〜25時間(6ダンジョン・8バイオーム) / Steam: 好評(28件中25件が好評、89%)

個人開発者desertcuccoが2026年9月4日にリリースした、フクロウの主人公リーフが空に浮かぶ島を目指す謎解きアドベンチャーだ。6つのダンジョンにはそれぞれ固有の仕掛けがあり、妖精の仲間の魔法でオブジェクトを複製・出現させて道を作るのがパズルの軸になっている。発売前から体験版とKickstarterで支持を集めていた作品で、発売後もSteamレビュー28件中25件が好評(89%)という滑り出しの良さを見せている。価格は$17.99とこの週では最も高いが、8つのバイオームを巡る箱庭の規模とローカル/リモートプレイ協力プレイ対応を考えると、納得できる範囲に見える。空に浮かぶ島々を背景に、フクロウの主人公が飛行して地上のダンジョン入り口へ向かっている場面Isle of Reveries(Steam公式スクリーンショットより)

Numble

開発: PlaywithK / リリース: 2026-09-05 / 価格: $0.74(約¥110、25%オフ、通常$0.99) / プレイ時間目安: 1問数分・日々の一問向け / Steam: 評価はまだこれから(レビュー0件)

PlaywithKが2026年9月5日にリリースした、Wordleの数字版とも言うべき暗号解読パズルだ。色つきのヒントを手がかりに、隠された数字コードを推理していく。難易度モードやルールのカスタマイズ、テーマカラーの解放要素があり、日々の一問を短時間で遊びたい層に向いていそうだ。価格は通常$0.99とワンコイン以下。レビューはまだ集まっていないが、Wordle系の派生としては仕組みがシンプルで、話のタネとして気軽に薦められる一本だ。色つきのマスが並んだ盤面で、数字の並びに対するヒントを見ながら次の予想を入力しようとしている場面Numble(Steam公式スクリーンショットより)

Hikiの今週の一押し

今週の一押しは『Isle of Reveries』。発売前から体験版とKickstarterで支持を集めていた作品で、発売後もレビューの89%が好評という滑り出しを見せている。空を飛ぶ視点の謎解きアドベンチャーを覗いてみる価値はありそうだ。

来週以降に注目

来週以降では、9月6日リリースの『PuzzleTwist』(liaosishan1)が気になる。硬派なパズルパートとリラックス志向のマッチ3パートを1本に同居させる構成で、今回はあと一歩のところで対象週から外れた。パズル系メディアThinky Gamesのデータベースには、9月10日リリース予定の『Hazard Pay』も登録されている。研究所の惨事を片付けるブロック押し系パズルで、こちらの反応も見てみたい。

おわりに

今週は突出した話題作こそ無かったが、レビューが動き出した隣接ジャンルの2本と、コンセプトで選んだ4本のパズルが並んだ。気になる一本があれば、週末に少し触ってみてほしい。次はどれが伸びるか、私は引き続き手帳に書き足していく。

参考リンク

本記事で参照したストアページ・メディア:

Steam: Recursive Access

Steam: ShoreTiles

COGconnected: ShoreTiles Is a Haunting Tile-Placement Strategy Game

Steam: Froggy Logic

Steam: Mazlide

Steam: Isle of Reveries

Pixel Forge Network: Isle of Reveries Officially Out on Steam

Steam: Numble

Steam: PuzzleTwist

Thinky Games: Hazard Pay

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