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Hendijani と Steel: 選ばせても伸びず、画面の隅に数字を出したら伸びた — Fukai が読む
テヘラン大学とカルガリー大学の2人による査読済み論文(Frontiers in Psychology、2026年8月13日公開)。270人の記憶テストで「選ばせること」と「成果に応じた報酬」を同時に比べ、報酬は思い出せた語数を約7語増やしたが、選択は統計的に確かめられる効果を持たなかった。視線計測から、報酬の効果は「画面の報酬表示を見たこと」を経由していた。
Nagaya ら: 「賭けない」を選択肢から消したら、危険な方を選ぶ人が倍になった — Fukai が読む
山口大学の長谷和久・小野史典と同志社大学の中谷内一也による査読誌論文(Judgment and Decision Making, 2026年7月13日)。「損は得のおよそ2倍重い」とされてきた小額の賭けでの損失回避を、「賭ける/賭けない」ではなく「賭ける/賭ける」の二択に組み替えて測り直した。計1,345人の3実験で、危険な方を選んだ割合は 23.3% から 50.0% へ跳ね上がった。損失回避とされてきたものの大部分は、「動かない方を選びたい」という別の癖だった可能性がある。
Ghasemi ら: 人は「最初から選ばれている方」の力を知っていて、味方と敵で置き方を反転させた — Fukai が読む
ニューサウスウェールズ大学の Omid Ghasemi と Ben R. Newell らによる査読誌論文(Judgment and Decision Making, 2026年9月4日)。「人はデフォルトの威力を理解していない」とした2017年の有名な研究に、カードゲーム型の3つの実験で反論する。参加者は8割を超える場面で自分に有利な初期選択を置き、味方には価値の高いカードを、対戦相手には価値の低いカードを配った。さらに他人が置いた初期選択を見て、どちらが良い選択肢かを 79.5% の精度で逆算した。

