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関連エッセイ
カービィボウル(1994) — 主人公を後から差し替えたゴルフゲーム。元の姿は日本の衛星放送でだけ配信された
連載「今日は発売日」第62回は『カービィボウル』。任天堂が1994年9月21日にスーパーファミコン用として発売した、ゴルフとビリヤードの間のようなゲームです。原型は『スペシャルティーショット』という別のゴルフゲームで、主人公は目のついた赤い球でした。1992年に北米で雑誌にも載り、店頭告知まで進んだのに棚には並ばず、2年後にカービィを入れて世に出ます。ファミ通のクロスレビューは28点(40点満点)。そして元の企画は1996年、日本だけの衛星放送サテラビューで配信されました。今日でちょうど32年になります。
エッガーランド(1985) — 卵にした敵を押す、一室完結パズルの原型
1985年、MSX向けに一本の地味なパズルゲームが生まれた。『エッガーランド ミステリー』。敵を魔法弾で卵に変えて押し、宝箱を開けてハートを集める——数個の動詞だけで組まれた一室完結の設計は、HAL研究所がファミコンディスク版を重ねる中で磨かれ、1989年に『ロロの大冒険』として海の向こうへ渡った。この二年間、プロデューサーの椅子に座っていたのが、後に任天堂の社長となる岩田聡である。
Adventures of Lolo(1989)— エメラルドの框、解の単一性
1989年、HAL研究所が NES に放った『Adventures of Lolo』。その母体は1985年 MSX の『Eggerland Mystery』である。11×11 の盤上で、押せる框と動く敵を組み合わせ、ただ一つの正解へ収束させる——倉庫番の血を引くこの一画面論理パズルが、現代の同種パズルに先んじて確立したものを、私は系譜として読み解く。

