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コラムス(1990) — ヒューレット・パッカードの練習用コードが、セガの手で宝石に変わった日
1990年にセガが発売した『コラムス』は、テトリスと同じ縦落ちパズルでありながら、消し方の文法がまったく違った。作ったのはゲーム会社の人間ではなく、ヒューレット・パッカードの技術者。個人の練習用コードが、半年の交渉を経て世界中の家庭用ゲーム機に渡るまでを追う。
パネルでポン(1995) — 名前を奪われ続けても、遊びの文法は生き延びた
1995年10月27日、任天堂とインテリジェントシステムズが送り出した『パネルでポン』は、隣接する2枚のパネルをカーソルで入れ替え、同色を3つ揃えて消す対戦パズルだった。プロデューサーは横井軍平。海外版は『テトリスアタック』としてヨッシーの絵柄に差し替えられ、妖精リップは西側から姿を消した。以後30年、ポケモン版、パズルリーグ、任天堂公式コンテンツとして生き延び、2025年12月にはSteamで無料公開された『Panel Attack』が自らを「Panel de Pon / Tetris Attack様式」と名乗っている。名前を奪われ続けた一本の、遊びの文法だけが生き延びた記録。
Klax(1990) — 「三つ揃える」という着想は、二度発明された
1990年2月、アタリゲームズが北米のアーケードに放った『Klax』は、流れてくる色つきタイルを受け止め、縦横斜めに三つ揃えて消すパズルだった。テトリス訴訟の直後に生まれたこの一台は、しばしば「マッチ3の起源」と呼ばれる。しかし2020年、Bejeweledを作ったポップキャップ創業者ジェイソン・カパルカ自身が語った系譜は、Klaxを経由していない。同じ着想が独立に二度発明された記録を、開発者の証言から辿る。

