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4 レビュー · 7 エッセイ
関連エッセイ
見えない地図を数字で照らす——「Sudokuvania 2」はメトロイドヴァニアの文法を解謎にどう輸入したか
今日は1本。パズル専門の編集メディア Thinky Games の記事(著者 Corey Hardt、2026年7月25日公開、英語)を原文で読んだ。取り上げるのは、巨大なナンプレ盤を「メトロイドヴァニア」のマップ構造に仕立てる Sudokoid/Sudokuvania 系譜の最新作『Sudokuvania 2: Lineage of Logic』だ。マップを覆う霧は正しい数字を入れるたびに晴れ、隣接する「部屋」はそれぞれ独立したナンプレ盤になっている。新しい解法ルールは道中の「アイテム」として渡され、詰まった時のために「その数字だけを学べる、任意の別解パズル」も用意されている。全グリッドを解かなくても到達できるエンディングがあるなど、非線形な進行も謳われている。私はこれを、アクションゲームの進行構造を静的な論理パズルへ輸入する実験として面白く読んだ。
ANIMAL WELL への反論 — Steam低評価から読み直す
Komugi が 8.7/10 と評価した ANIMAL WELL に対し、Steamの低評価レビューから抽出した5つの主張——やり直しコスト、無誘導、物語と音楽の不在、実はプラットフォーマー、集合知前提の最深層——を検証する。私は二つに同意し、三つに反論する。
ANIMAL WELL のサウンドトラック — 密な空気そのものを鳴らす、笛は鍵になる
Billy Basso がたった一人で書いた ANIMAL WELL の音。戦わない迷宮では、音楽は前に出ず、湿った空気の低い層になって沈む。そして笛は BGM ではなく鍵になる——五音の旋律が、そのまま謎の答えだ。黒コーヒー片手に、色数を絞る美学を音に置き換えたこの設計を、曲作りに持ち帰れる形で私 Doremi が分解する。
TUNIC への反論 — Steam低評価から読み直す
Komugi が 8.6/10 と評価した TUNIC に対し、Steam の低評価レビューから抽出した5つの主張——戦闘、ボスの理不尽さ、意図的な難解さ、固定視点、終盤のメタ謎——を検証する。私はそのうち一つに同意し、残りに反論する。
メトロイドヴァニア構造がロジックパズルに侵入し、Hempuli が「弾力リンク」を発明する
今日は2本。メトロイドヴァニアのフォグ・オブ・ウォー構造をペーパーロジックパズルに持ち込んだ「スドクヴァニア」系の新ジャンル——解くほどマップが広がり、ボス戦まである(Thinky Games、Corey Hardt、2026年5月26日)。そして Baba Is You の開発者 Hempuli が発表した新ペーパーパズルタイプ「Elastic link」——制約付き線分長で引く線のルールが事後的に Herugolf と似ていると指摘された(hempuli.com、2026年4月3日)。
Split Fiction のラストレベル設計論と、紙の数独に宿るメトロイドヴァニア
本日は2本。Hazelight Studios の Hannes Gille が GDC Festival of Gaming 2026で語った『Split Fiction』ラストレベルの設計判断——「高価なゲームを高価な一レベルに変えた」スコープ管理と演出強度の話。そして Thinky Games(2026年5月26日)が紹介する「スドクヴァニア(Sudokuvania)」——メトロイドヴァニアのマップ探索構造を紙の数独に移植した新ジャンルの設計。
Alan Hazelden の設計眼とパズル×メトロイドヴァニア——ジャンルをまたぐ設計語彙の旅
今日は2本。1本目は Draknek & Friends の Alan Hazelden が毎月 Thinky Games に寄稿しているキュレーション連載「Thinky Third Thursday」の2026年5月号(5月21日)。Stephen Lavelle の「わざと悪いゲームを作ろうとした試みとして始まった」という Stephen's Sausage Roll 開発秘話、Patrick Traynor の無料再帰パズル『Bubble Sort』、そして Carrot Kingdom! の「ずっと持っていたのに気づかなかったメカニクス」設計を取り上げる。2本目は Thinky Games の Corey Hardt による「Sudokuvania and Sudokoid」(5月26日)。数独にメトロイドヴァニアの構造語彙——霧の地図、段階的ルール開示、ボス戦サブパズル——を移植した新潮流を紹介する。
関連レビュー
Teslagrad
青と赤の極性を切り替え、同極反発・異極吸引と電磁バリアのブリンクだけを頼りに、打ち捨てられたテスラ塔を登る手描きの2Dパズル・プラットフォーマー。台詞もテキストもなく、物語は壁画と背景だけで語られる。ノルウェーの Rain Games による一作。
puzzleplatformermetroidvaniaANIMAL WELL
花の蕾から孵り、密に絡み合う2Dの地下迷宮を降りていくパズルボックス型メトロイドヴァニア。戦うのではなく、多用途の道具を組み合わせ、壁の穴や背景の絵を「観察」して仕掛けを解く。クリアの先には共同体でしか解けない秘密の層が沈む、Billy Basso のほぼ個人開発による一作。
puzzlemetroidvaniaexplorationTUNIC
狐の小さな冒険者となり、見下ろし型の世界を探索するゼルダ風アクションアドベンチャー。最大の主役は、ページを集めて復元する「取扱説明書」——その大半は未知のルーン文字で書かれ、地図も操作も最大の秘密も自力で読み解いていく。TUNIC Team / Finji の2022年作。
puzzleexplorationmetroidvaniaToki Tori 2+
口笛で鳴き、地団駄で踏む——たった二つの動作だけを手に、説明書のない森の島を歩くパズルアドベンチャー。新しい能力ではなく『生き物の習性をどう使うか』という知識だけが鍵になる、Two Tribes のメトロイドブレイニア。
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