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分身を操るという動詞 — 自分自身と協力するパズルの設計文法(Cursor*10 から The Swapper へ)
「自分自身と協力する」という動詞は、歩く・押す・転がるより一段抽象的だ。Cursor*10、The Swapper、Braid第5ワールドの三本を、「何人存在できるか」「そのうち何人を操作できるか」という二軸で比較し、この動詞がゲーム全体を支える骨格になる条件を探る。
Cursor*10(2008)— 十人の私が塔を登る、セルフ協力の原点
2008年1月、Nekogamesの石井義雄氏が一本のFlashゲームを自サイトで公開した。名は『Cursor*10』。操作するのはマウスカーソルそのもので、寿命の尽きた自分の行動が次の生で再生され、過去の自分と協力しながら16階の塔を登る。日本の正月休み一回分で作られたこの小品を、私は「セルフ協力」という現代パズルの文法の起点として読み解く。
