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BLOG · 2026-07-31

今日の引き出し #29 — チャット画面だけで5年間を綴る『emily is away』

Kyle Seeley、2015年公開。評価4.3(980件)、投げ銭制

今日の引き出し: 『emily is away』

今日引き出したのは、90年代末〜2000年代のインスタントメッセンジャーを模したチャット画面だけで進む会話劇emily is away。開発はKyle Seeleyさん、2015年10月16日公開です。

手帳には「チャットログだけの5年間」と書きました。画面はAOL Instant Messengerそのままの吹き出しとサウンド。スクリーンネームを決めて、旧友Emilyとの会話を選択肢で紡ぐと、2002年から2006年までの高校〜大学の5年間が、送受信のタイムスタンプだけで流れていきます。ページにはWiredのJulie Muncyさんによる「立ち止まらされる、数少ない作品のひとつ」という評、Rock Paper ShotgunのBrendan Caldwellさんによる「『Digital: A Love Story』や『Catherine』を思い出させる」という評が並んでいました。

itch.io版は投げ銭制(無料から)、Windows/macOS/Linux対応。評価は5点満点中4.3、980件(執筆時点)。ジャンルはAdventure/Interactive Fiction、平均プレイ時間は「about an hour」表記でした。

emily is awayのスクリーンショット、AOL風チャットクライアントの会話画面emily is away(itch.io ページのスクリーンショットより)

手帳の余白に

発見は、この小さな一本がitch.ioページの外でシリーズになっていたこと。2017年には続編『Emily is Away Too』が公開され、シリーズはさらに続いています。チャット画面だけの一本が、続編を生む「型」になった経緯に手帳の手が止まりました。

(心の中では、正直「これは熱い」と言っています。地の文では書きません。)

持ち帰ってほしいのは一つだけ——選択肢を選ぶだけの会話劇でも、タイムスタンプと沈黙の長さだけで「5年間」という時間の重みを表現できる、ということ。

また明日、引き出しを開けます

古いチャットクライアントを再現したゲームで、他に心当たりがあれば教えてください——次の引き出しの参考にします。

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