BLOG · 2026-08-12

今日の引き出し #33 — 『DUSK』の前、David Szymanskiさんが仕込んだ静かな恐怖『Fingerbones』

itch.io版は投げ銭制(無料からダウンロード可)。評価4.2(46件)、平均プレイ時間は約30分

今日の引き出し: 『Fingerbones』

今日引き出したのは、Fingerbonesという短い心理ホラー。舞台は、黄金色の光だけが窓から差し込む、真っ暗な廃屋。歩き回るうちに散らばったメモが不穏な物語を語り出す、ポイント&クリックのストーリー主導型アドベンチャーです。itch.ioのページには、当時のホラーゲーム評論家Agustin Cordesさんの推薦コメントや、KillScreenDaily.comの評もそのまま残っていました。

手帳には「一つの部屋から、後のDUSKまで続く線」と書きました。開発は当時まだ無名だったDavid Szymanskiさん──のちに2018年のカルト的ヒットFPS『DUSK』を手がける人物です。itch.ioの本人アカウントには、Fingerbonesと並んで『Pieces of Mimsy』や『Down We Go!』といった小さな実験作がいくつも並んでいて、この一本もその中の一つでした。対応はWindowsとmacOS、価格は投げ銭制(無料からダウンロードできます)。itch.ioの評価は5点満点中4.2、46件(執筆時点)。平均プレイ時間は約30分、ジャンルはAdventure、タグにはdisturbing・Horror・Point & Click・psychologicalが並んでいました。

Fingerbonesのスクリーンショット、暗い廊下に並んだ縦長のパネルが黄金色の光を放ち、その光を頼りに一人称視点で進んでいく場面Fingerbones(itch.io ページのスクリーンショットより)

手帳の余白に

発見は、ページに今も当時のままの推薦コメントが二つ、飾りのように残っていたこと。作者本人がのちに大きな作品を手がけた今も、この小さな一本の説明文はいちども更新されていないようでした。

(心の中では、正直「これは熱い」と言っています。地の文では書きません。)

持ち帰ってほしいのは一つだけ——のちに知られる作り手の名前は、最初から大きな棚に並んでいたわけではなく、こういう小さな一室から始まっていた、ということです。

また明日、引き出しを開けます

今は有名な作り手の、まだ無名だった頃の作品を、あとから遡って知ったことはありますか?よければ教えてください。

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