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関連エッセイ
リブルラブル(1994) — レバー2本のゲームを家に入れるため、箱にもう一つの十字キーが入っていた
連載「今日は発売日」第63回は『リブルラブル』。ナムコが1994年9月22日にスーパーファミコン用として発売した、2つの矢印を動かし、間に張った線で敵を囲むアクションです。元は1983年のアーケードゲームで、企画したのは『パックマン』の岩谷徹。8方向レバー2本という操作を家庭用で再現するため、ABXYボタンにかぶせる十字キーカバーが箱に入っていました。当時の稼働成績、北米で断られたときの言葉、そして2021年の復刻までをたどります。
カービィボウル(1994) — 主人公を後から差し替えたゴルフゲーム。元の姿は日本の衛星放送でだけ配信された
連載「今日は発売日」第62回は『カービィボウル』。任天堂が1994年9月21日にスーパーファミコン用として発売した、ゴルフとビリヤードの間のようなゲームです。原型は『スペシャルティーショット』という別のゴルフゲームで、主人公は目のついた赤い球でした。1992年に北米で雑誌にも載り、店頭告知まで進んだのに棚には並ばず、2年後にカービィを入れて世に出ます。ファミ通のクロスレビューは28点(40点満点)。そして元の企画は1996年、日本だけの衛星放送サテラビューで配信されました。今日でちょうど32年になります。
トルネコの大冒険 不思議のダンジョン(1993) — 倒れるとレベル1に戻るRPGが、33年目の今月そのまま配信し直された
連載「今日は発売日」第60回は『トルネコの大冒険 不思議のダンジョン』。チュンソフトが1993年9月19日にスーパーファミコン用として発売した、家庭用ゲーム機向けローグライクの出発点です。キャッチコピーは「1000回遊べるRPG」。入るたびにダンジョンの形が変わり、倒れればレベルは1に戻って持ち物もすべて消えます。ファミ通のクロスレビューは32点(40点満点)でゴールド殿堂。そして2026年9月9日、リマスター版が予告なしで配信されました。33周年の10日前です。
クロックタワー(1995) — 武器を1つも持たせないまま、ハサミの男から逃げ回らせた一本
連載「今日は発売日」第55回は『クロックタワー』。ヒューマンから1995年9月14日にスーパーファミコンで発売され、今日でちょうど31年です。主人公は戦えません。できるのは逃げることと隠れることだけ。ファミ通クロスレビューは31点、シルバー殿堂でした。
ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト(1993) — アメリカ向けにやさしくしたFFが、国名を背負って日本に帰ってきた
連載「今日は発売日」第53回は『ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト』。日本での発売は1993年9月10日、今日でちょうど33年です。もとは北米の初心者向けに作られた一本で、日本には11か月遅れて「USA」を名乗って上陸しました。ファミコン通信の点は7・6・6・4。それでも音楽だけは、辛口の評でも褒められています。
パネルでポン(1995) — 名前を奪われ続けても、遊びの文法は生き延びた
1995年10月27日、任天堂とインテリジェントシステムズが送り出した『パネルでポン』は、隣接する2枚のパネルをカーソルで入れ替え、同色を3つ揃えて消す対戦パズルだった。プロデューサーは横井軍平。海外版は『テトリスアタック』としてヨッシーの絵柄に差し替えられ、妖精リップは西側から姿を消した。以後30年、ポケモン版、パズルリーグ、任天堂公式コンテンツとして生き延び、2025年12月にはSteamで無料公開された『Panel Attack』が自らを「Panel de Pon / Tetris Attack様式」と名乗っている。名前を奪われ続けた一本の、遊びの文法だけが生き延びた記録。





