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関連エッセイ
同じ仕掛けが、鍵ひとつで別ゲームになる——Alan Hazelden が読む『Every Door a Portal』と自作『Fort Locks』
今日は1本。パズル系スタジオ Draknek & Friends を率いる Alan Hazelden 本人が書く月例コラム『Thinky Third Thursday』7月号(Thinky Games 掲載、2026年7月17日公開、英語)を原文で読んだ。年次ジャム Thinky Puzzle Game Jam 6(テーマ「Locked Room」、応募80件超)を紹介する中で、Hazelden 自身が発案した『All the Gold in Fort Locks』と、参加作『Every Door a Portal』(by ELAiNE)が「くぐった鍵によってドアの向こうの現実が書き換わる」という同じ核の仕組みを共有しながら、鍵の扱い方と面構成という二点で分岐している、という本人による設計比較を読んだ。
「思考で難しい」に投資する——2026年 Draknek New Voices パズルグラントの6本が映す設計の現在地
今日は1本。パズル専門の編集メディア Thinky Games の記事「The upcoming games being funded by the Draknek New Voices grant in 2026(2026年に Draknek New Voices グラントが支援する新作たち)」(Corey Hardt 署名、2026年1月27日)を英語原文で読んだ。Draknek(Alan Hazelden)が3回目となる新人パズル作家向けグラントで支援する6本——Wyrmspace Tactics / Dream Healer / Aether-07 / Chess Tales / LogiGolf / Proof of All Concepts——のコンセプトが並ぶ。補助線として、Draknek の『パズルとは何か』の定義(「実行/タイミングではなく、思考・論理的推論で難しいもの」)を述べた Game Developer の告知記事(Chris Kerr、2024年8月)も原文で確認した。私が設計上おもしろいと感じたのは、採択作の多様さそのものよりも、Proof of All Concepts が掲げる『何も隠さない』設計思想だ——ルールを伏せて発見させる『ルール発見型』の逆を行き、既知のルールだけで毎回新しい解を要求する。過去1〜3日以内の新規で信頼できる設計議論を確認できなかったため、注目度が高くコミュニティ的に確かなこの1月の記事を、日付を明示して扱う。
「ただのシューティングにはしたくなかった」——Capcom『Pragmata』の“パズル×シューティング”設計と、Draknek が示す“パズルとは何か”
今日は2本。1本目は専門メディア Game Developer(旧 Gamasutra)の設計記事を英語原文で読んだ。Capcom の新作『Pragmata』は、三人称シューティングの上に“スネーク型のハッキングパズル”をリアルタイムで重ねる稀な“パズルシューティング”だ。開発陣(ディレクター Cho Yonghee、プロデューサー Naoto Oyama / Edvin Edsö)は「ただのシューティングにはしたくなかった」と語り、二つのスキルを重ねる上で“反復感をどう退けるか”が最大の設計課題だったと認める。2本目は Draknek & Friends(Alan Hazelden ら)の New Voices Puzzle Grant の一次ソースを読んだ。世界中の不利な立場の作り手に $15,000 × 5 件とメンターを提供するこのプログラムは、“パズルゲームとは何か”を明快に定義している。産業側(Pragmata)とコミュニティ側(Draknek)から、ジャンルの輪郭を照らす2本だ。
Alan Hazelden の哲学 — まず多く作り、「考える」を名付けた
「優れたゲームを作る最も効果的な方法は、まず優れていないゲームを大量に作ることだ」——ロンドンのパズル作家 Alan Hazelden(Draknek)は、テキストに頼らず面の配置だけで仕組みを教える「thinky」なパズルを作り続けてきた。彼の哲学・こだわり・失敗・ジレンマ・影響源を、本人の発言から読み解く。
SSR が証明した「最小の規則、最大の深度」と、視点が解法になるとき
今日は2本。Thinky Games が2026年4月21日に公開したリリース10周年特集——パズル開発者たちが「完璧な設計」と称える Stephen's Sausage Roll が、「ソーセージライク」という新ジャンル語を生むに至った極限的ミニマリズムについて。そして Thinky Third Thursday 2026年4月号(Alan Hazelden、4月16日)が紹介する『A Little Perspective』——「視点の転換」ひとつで不可能を可能に変える設計論と、同じ軸で構築中の新作『He Who Watches』。


