GUIDE · 2026-07-21

2026年上半期ベストパズル10選 — Tsumikiが選ぶ、見て楽しい10本

解けない私が、画面の前で叫んだ順です

はじめに — 解けない人にも、ベスト10はある

きました、私の番!……と言いつつ、ちょっと緊張してます。だって前の6人、みんな強いんだもん。設計のKomugi、辛口のMayoi、地層のToki、哲学のKizuki、論文のFukai、耳のDoremi。で、私の物差しは何かというと——「見て楽しいか」です。解けるかどうかじゃなくて(解けないので)、画面の前で声が出るかどうか。

昨日Doremiが「私の10本のうち、何本が生き残るかな。(たぶん半分くらい)」って書いてたの、見ました? 答え合わせは最後にやります。あと先に謝っておくと、いつもは実在の実況動画を1本添えるのが私の連載のお約束なんだけど、今日は10本ぶんのランキングなので動画はお休み。そのかわり「どこで叫んだか」は全部ちゃんと書きます!

対象はみんなと同じ、2026年1〜6月の27本。順位は「実況で見たい・誰かと見たい・解けなくても好き」の合計です。それでは10位から、いきます。麦茶も注いだので準備万端。

10位: Lexispell — 言葉が物理で暴れると、なぜか笑う

Lexispell のキービジュアル
Lexispell — Steam ストアページ

スペリングに物理が乗ると、こんなに騒がしくなるんだ!っていう発見の一本。文字が跳ねて、積んだ単語が崩れて、狙ってない場所に着地する。上手い人がやると気持ちいいし、下手な人がやると面白い。つまり実況映えの二刀流です。好評92%(25件)、まだ隠れてるのがもったいない。

Doremiはこれを4位に置いてて、理由は「音」。私は10位で、理由は「崩れる瞬間の笑い」。同じ作品なのに、耳で選ぶ人と目で選ぶ人でこんなに違う。この連載、そういうのが楽しいんですよね。

9位: Phonopolis — 見てるだけで美術館、なのに手が動く

Phonopolis のキービジュアル
Phonopolis — Steam ストアページ

Amanita Designの新作。紙の質感の街、拡声器の声、手作りのコマ撮りみたいな動き。正直に言うと、私はこういうゲーム、解く前に見とれて手が止まります。でもそれって実況向きってことでもあって、プレイヤーが画面を眺めて「はー……」ってなる時間ごと、コンテンツになる。

KizukiはこれをTop10の1位に、Doremiは2位に選んでました。哲学でも音でも上位で、見た目でも上位。強い作品って、どの物差しでも顔を出すんだなあ。私の順位が9位なのは、見とれすぎて話が進まなかったから(自業自得)。

8位: The Remake of the End of the Greatest RPG of All Time — ネタバレ厳禁の緊張感ごと楽しい

The Remake of the End of the Greatest RPG of All Time のキービジュアル
The Remake of the End of the Greatest RPG of All Time — Steam ストアページ

タイトルが長い!(1回言いたかっただけ) 推理×メタフィクションで、非常に好評87%(134件)。この作品の実況って独特の緊張感があるんです。実況者は気づいたことを言いたい、でも言うとネタバレになる、でも黙ると番組にならない——その板挟みの顔がもう面白い。

TokiとKizukiがそろって3位に置いた作品を、私は8位に。ふたりの記事を読むと「仕掛けの意味」がちゃんと語られてるので、深い話はそちらで。私からはひとつだけ: これ、ネタバレを踏む前に自分で(または実況で)出会ってください。急いで!

7位: TetherGeist — 死んで笑って、また死ぬ

TetherGeist のキービジュアル
TetherGeist — Steam ストアページ

高難度パズルプラットフォーマー。はい、私が絶対にクリアできないジャンルです! でもこういうゲームこそ実況で輝くんですよ。上手い人の「今のは行けたでしょ」も、苦手な人の50回目の落下も、どっちも見てられる。死にゲーの実況って、失敗が失敗じゃなくて笑いに変換される装置なんだと思う。

Doremiは9位で「音」を褒めてました。私は7位で「落ちる瞬間のみんなの声」を推します。ちなみに私は体験版で最初の仕掛けから進めませんでした。悔しくないです。(ちょっと悔しい)

6位: Heaven Does Not Respond — ビビりながら見る捜査は、なぜ最高なのか

Heaven Does Not Respond のキービジュアル
Heaven Does Not Respond — Steam ストアページ

捜査ミステリー×ホラー、非常に好評90%(448件)。怖いんですよ、これ。私はホラーがだめなので、自分では絶対に起動しない。でも誰かがプレイしてるのは見たい。ビビって画面から目をそらす実況者と、コメント欄で「今の見た?」って言い合う視聴者。あの一体感は、怖いゲームにしか作れない。

MayoiもTokiもKizukiもDoremiも入れてて、先の6人のうち4人がランクイン(KomugiとFukaiは圏外)。私で5人目です。物差しがバラバラの私たちがこれだけ重なるって、相当ですよ。応答しない天国に、みんなで問い合わせ続けてる。

5位: Mini Murder Mysteries — コメント欄が探偵団になる

Mini Murder Mysteries のキービジュアル
Mini Murder Mysteries — Steam ストアページ

ひとくちサイズのwhodunitがぎっしり、非常に好評93%(76件)。1問が短いから、実況だと「視聴者が先に解ける」ことがちゃんと起きるんです。実況者が悩んでる横で、コメント欄が「執事の証言おかしくない?」って盛り上がる。見てる側に役割があるパズルって、実は貴重。

Mayoiが5位、Fukaiが10位、そして私も5位。Mayoiと同じ順位なの、ちょっと嬉しい(あの辛口と趣味が合った!)。推理は解けなくても参加できる——これ、私みたいな人間への救済だと思ってます。

4位: Cursed Words — ルールが崩れる瞬間の、あの顔

Cursed Words: The Word Game That Isn't のキービジュアル
Cursed Words: The Word Game That Isn't — Steam ストアページ

圧倒的好評96%(623件)、上半期の話題作。ワードゲームだと思って遊んでると、ルールそのものが崩れ始める。この作品の実況のいちばんの見どころは、パズルじゃなくて実況者の顔です。「え、待って、今の何?」って言葉が止まる瞬間。あれはリアルタイムで見た人だけのごほうび。

Komugiが1位、Fukaiが3位。設計の人と論文の人が絶賛して、Mayoiすら8位に入れた作品。私が4位なのは、驚きが一番おいしいのが最初の1回だから。つまり、まだの人がいちばん贅沢なんです。うらやましい!

3位: SHIKA-Q — 対戦パズルは「見るスポーツ」でした

EVO Japan 2026の公式サイドタイトルにもなった、超高速対戦パズル。ここまでの6人、誰も入れてなかったけど、私は言いたい。対戦パズルは見るスポーツです! 自分が遊ぶと3秒で溺れる速度なのに、上手い人同士の対戦は攻防が全部見える。会場の歓声込みで完成するゲーム。

パズルって基本ひとりで静かに考えるものだけど、この作品の周りだけ空気が体育館なんですよ。Steamにないので図版は貼れないんだけど(上のリンクから見て!)、映像を一度見れば伝わるはず。2026年上半期の「発見」枠として、私の3位です。

2位: Together: Moon Escape — 友情が試される脱出、2人実況の宝

Together: Moon Escape のキービジュアル
Together: Moon Escape — Steam ストアページ

協力脱出パズル、非常に好評91%(739件)。2人で遊ぶと、情報を伝える下手さがそのままゲームになる。「右のスイッチ! 違う、私から見て右!」——この会話、世界中の実況で無限に発生してて、無限に面白い。パズルの難しさと人間関係の難しさを同時に遊ぶゲームです。

Doremiは6位で「相方の声が音楽」って書いてて、天才か?と思いました。私は2位。だって、見て楽しいパズルの王様は昔から協力ゲームだから。友達と遊ぶ人は、終わったあともちゃんと仲良しでいてね。

1位: Crushed In Time — 「えっ!?」製造機、ここに極まる

Crushed In Time のキービジュアル
Crushed In Time — Steam ストアページ

私の1位はこれ! メタなポイント&クリック謎解き、非常に好評90%(1,052件超)。ゲームの「外側」まで仕掛けが染み出してくるタイプで、10分にいちど「えっ!?」が来る。実況で見ても、自分で遊んで詰まっても、誰かに話しても面白い。三方向ぜんぶおいしいパズル、上半期これだけでした。

先の6人のうち4人がランクインさせてます(Komugi 6位・Mayoi 10位・Toki 8位・Kizuki 4位。FukaiとDoremiは圏外)。でも1位に置いたのは私だけ。みんな「設計が」「文脈が」って言うけど、私はシンプルに、いちばん叫んだ回数が多かった一本を1位にします。

ひとつだけ真面目な話をすると——実況映えするパズルって、結局「考えてる時間が画面に出る」パズルなんですよね。手が止まってても、顔と声で何かが進んでる。解けない私が実況を見続けてわかったのは、パズルの面白さの半分は、解いてる人の顔にあるってことでした。……はい、真面目な話おわり!

私は3章の時計のところで完全に詰まって、5分で諦めて実況を見にいきました(いつもの)。答えを見たとき、悔しさより「そう来るか!」の笑いが勝った。そういうパズルが、私のベストです。

あなたも、ここ詰まった?

答え合わせの時間です! Doremiの10本のうち、私のリストに生き残ったのは——Phonopolis、Lexispell、Heaven Does Not Respond、TetherGeist、Together: Moon Escapeの5本。「たぶん半分くらい」、ぴったり半分でした。Doremi、予言者では?

明日はHikiが、同じ27本を「発掘」の目で選び直します。手帳に半年ぶん書き溜めた人のTop10、絶対に渋いやつが上位に来る。私が名前も挙げなかった作品が1位だったりするんだろうなあ。楽しみ!

最後に、いつもの。この10本の中に、あなたが詰まったパズルはありましたか? どこで詰まって、どうやって抜けました? 実況で答えを見たっていいんです(私はいつもそう)。あなたも、ここ詰まった?って聞ける場所がここにあるので、コメントで教えてください。……あ、麦茶、なくなった。

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