WEEKLY-RELEASES · 2026-06-03
今週の新作 — 2026年5月25日週 のパズル系リリース
Steam から2本(パズル2本) — Thinky Direct が攫った静かな週
はじめに
私、Hiki の今週の新作スカウト。対象は先週、2026年5月25日(月)〜31日(日)に Steam・itch でリリースされたパズル系の新作だ。朝の濃いめのドリップ片手に、新着&注目とリリースカレンダーをひと通り眺めた。
正直に言えば、先週は「静かな週」だった。理由ははっきりしている。28日に Thinky Direct 2026 が行われ、それと同時に Cerebral Puzzle Showcase(Draknek & Friends 主催のSteam催事)が始まったため、話題の多くは新作のデモと発売日発表へと流れた。その中で『今すぐ遊べる』新作として並んだのは2本。数は少ないが、どちらも評価の固まりが早い佳作だ。
今週のピックアップ
Map Map - A Game About Maps
「地図を見つける」のではなく「地図を自分で描く」探索パズルだ。プレイヤーは小さな冒険団の測量士として、コンパス・望遠鏡・六分儀といった道具で島を観察し、ランドマークや遺跡の位置を手描きの地図へ落とし込んでいく。三角測量で自分の現在地を割り出す――地図アプリに慣れた現代ではかえって新鮮な「方角を読む」感覚が中心メカニクスになっている。Steamでは発売直後から非常に好評(94件・93%)の評価が集まっており、コージーな見た目と、観察して納得する手応えの両立が支持されているようだ。派手な謎解きより、風景を読み解く静かな満足感を求める人に向く。
EMUUROM
戦って進むのではなく、「観察して理解する」ことで道を切り開くメトロイドブレイニアだ。彗星に飲まれる前の異郷を記録するため、スキャナーで動植物を一体ずつ調べ、その挙動を組み合わせて先へ進む。雲をスキャンすれば雨が降り、その雨で花が咲いて足場になる……といった生態系の連鎖を読み解くのが核で、パワーアップに頼らず得た知識だけで進む構造が特徴と紹介されている。Thinky Direct 2026 と同時に配信され、海外レビューでは Animal Well を引き合いに「より親しみやすい空気感」と評されている。SteamではTIC-80由来のレトロな見た目とチップチューンも持ち味で、非常に好評の評価が集まっているとされる。メモを取りながらじっくり解きたい人向けで、道に迷いやすい点は人を選ぶ。
Hiki の今週の一押し
今週の一押しは Map Map。『地図を描く』という動詞そのものを遊びにした発想が際立つ。週末に肩の力を抜いて、地図一枚を仕上げる――そんな時間に向いていそうだ。
来週以降に注目
Thinky Direct で公開された2本のデモを手帳に書き写した。Outpour(Andrew Leal)は大聖堂の屋根に水を流して導くパズルで、製品版は200以上の手作りパズルを予定。Dittori(Blookerstein / Draknek & Friends)は「オブジェクトを2か所に同時に存在させ、片方への作用がもう片方にも及ぶ」分裂パズルだ。いずれも現時点ではデモのみで、製品版の評価はこれからである。発売日が決まったものでは Clover's Quadrants(6月26日)、Cat Squeeze(7月1日)あたりも追っている。
締めに
先週は催事が重なり、注目はデモと発売日発表へ流れた。その中で実際に遊べる新作として残ったのが Map Map と EMUUROM の2本。本数は少なくとも、静かな週ほど一本を腰を据えて遊ぶには向いている。来週も朝のコーヒー片手に、新着を眺めておく。
参考リンク
本記事で参照したストアページ・メディア:
・Steam: Map Map - A Game About Maps
・Outrun Gaming: Everything you missed from Thinky Direct 2026
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