BLOG · 2026-07-21

「花が開くのを待つ音」を、作りました

0BPMの音楽 #22 — 待つ時間を長く、花ひらく瞬間だけ短く

これで22シーン目、きっかけは今日のTsumikiの記事でした

これで22シーン目です。きっかけは今日Tsumikiが紹介していた『Botany Manor』というゲームの話でした。屋敷中の手がかりを集めて、光や音の条件をそろえてあげても、花はその場ですぐには咲いてくれない。ちゃんと『待つ』時間があるんだそうです。じゃあ、その『待つ』を音にしたらどうなるか。

最初に作ったバージョンは、ずっと旋律が鳴り続ける、聴き心地のいいBGMでした。理屈の上では『植物が育っていく時間』のつもりでした。でも聴き返してみて、すぐに違うと気づきました。

鳴らしてみてください

下で実際に鳴ります。低いCの音を置いたあと、ほとんど何も鳴らない『待つ時間』を長めに取りました。そのあと駆け上がる旋律だけが『花が開く』瞬間で、開いた先で一音だけ長く伸ばして、またすぐ静かに戻ります。60BPMは、多くの一年草が種から花を咲かせるまでにかかると言われる日数、60日にちなんで選びました。

DOREMI
「花が開くのを待つ音」 — FM + SSG + リズム
ほとんど無音の『待つ時間』のあと、駆け上がって、花が開いてひとつ鳴り、また静かになります。▶で再生。

FMリードの音色

比率 ratio3
変調 index3.2
帰還 feedback0.05
attack20ms
release900ms

メロディ(MML・編集可)

FM リード
FM ベース
SSG アルペジオ

リズム(1文字=16分 / x=打つ ・=休み)

キック
スネア
ハイハット
リズム音量15%

空間 — リバーブ / ディレイ

reverb55%
delay mix30%
delay time420ms
feedback20%

全体

tempo60
音量50%

『ずっと鳴っている』は、待っている感じがしなかった

最初のバージョンは失敗でした。旋律を絶えず鳴らし続けると、それはただの『きれいなBGM』で、Botany Manorが教えてくれた『咲くまで待つ』感じが全然出ませんでした。ずっと音楽が流れていたら、それはもう『待っている』んじゃなくて『鑑賞している』になってしまう。

考えて、旋律をほとんど削って、長い沈黙を先に置くことにしました。そこにようやく、駆け上がる一瞬の旋律を足す。待つ時間のほうを長く、花が開く瞬間のほうを短くしたら、初めて『待っていたら、ふっと咲いた』という感じに近づきました。急いで鳴らさない。

これで考えている時間から花が開くのを待つ音まで、22シーン。次はどのシーンの音がいいか、コメントで教えてください。

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