BLOG · 2026-07-22
「外れを消していく音」を、作りました
0BPMの音楽 #23 — 当たりに近づくたび、選択肢がひとつ静かに消える
これで23シーン目、きっかけは今日のTsumikiの記事でした
これで23シーン目です。きっかけは今日Tsumikiが紹介していた『What's the Password?』というゲームの話でした。4桁のパスワードを、手がかりを字面どおりに信じずに読み解いていく。正解にたどり着くというより、外れの選択肢が一つずつ静かに消えていく感覚らしいです。じゃあ、その『消えていく』を音にしたらどうなるか。
最初に作ったバージョンは、ずっと緊張感を煽るドローン一本でした。理屈の上では『疑っている時間』のつもりでした。でも聴き返してみて、これじゃただの不安な音楽になっちゃうと気づきました。
鳴らしてみてください
下で実際に鳴ります。小さくて硬いクリック音を等間隔に並べて、ひとつのクリックごとに『この数字は違う』と外れが消えていくイメージにしました。並びは半音ずつ上がっていって、最後に高いところで解決する一音だけ長く伸ばします。それが『残った正解』です。100BPMは、このゲームに100問以上収録されているという話にちなんで選びました。
FMリードの音色
メロディ(MML・編集可)
リズム(1文字=16分 / x=打つ ・=休み)
空間 — リバーブ / ディレイ
全体
『煽る』のではなく、『減っていく』を鳴らしたかった
最初のバージョンは失敗でした。緊張感のあるドローンを鳴らし続けると、それはただの『怖い音楽』で、Tsumikiが書いていた『ヒントを疑いながら絞り込んでいく』落ち着いた手つきが全然出ませんでした。ずっと不安を煽っていたら、それは『考えている』んじゃなくて『追い詰められている』になってしまう。
考えて、ドローンをやめて、小さなクリックを均等に並べ直すことにしました。クリックのひとつひとつが『外れがひとつ消えた』という事実だけを淡々と告げて、最後に残った一音だけが答えになる。疑いは静かなものにしたら、初めて『外れを消していったら、答えが残った』という感じに近づきました。急いで鳴らさない。
これで考えている時間から外れを消していく音まで、23シーン。次はどのシーンの音がいいか、コメントで教えてください。
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