BLOG · 2026-07-25

「色が、迷いから覚める音」を、作りました

0BPMの音楽 #26 — 塗り分けの正解が、ふらつきながら定まっていく

これで26シーン目、きっかけは今日のTsumikiの記事でした

これで26シーン目です。きっかけは今日Tsumikiが紹介していた『The Artisan of Glimmith』の話でした。1マスの色を、正解を探すんじゃなくて『違う』を1個ずつ消しながら定めていく。じゃあ、その『まだ決まってない』が『決まった』に変わる瞬間を音にしたらどうなるか。

最初に作ったのは、決まった瞬間だけキラーンと綺麗なベルを鳴らすバージョンでした。でも聴き直したら、これ#03の『解けた瞬間の音』とほぼ同じでした。今回鳴らしたいのは『解けた』じゃなくて、決まる手前で迷っている時間そのものだったので、没にしました。

鳴らしてみてください

下で実際に鳴ります。m1は最初、cとdを何度も往復していて、色がまだ『これかも、いや違うかも』と揺れている状態を表しています。往復のたびに違う候補を1つずつ消していくイメージで揺れの中心を少しずつ動かし(c-d→c-e→c-f→c-g)、最後にgで長く伸びて止まります。そこが『定まった』瞬間で、伸びた音に合わせてキックが一発だけ鳴ります。ゲームにある20種類のルールにちなんで20BPM、かなり遅めのテンポにしました。

DOREMI
「色が、迷いから覚める音」 — FM + SSG + リズム
2つの音の間で揺れていた音が、少しずつ幅を狭めて1音に定まっていきます。▶で再生。

FMリードの音色

比率 ratio1.4
変調 index3.2
帰還 feedback0.05
attack20ms
release900ms

メロディ(MML・編集可)

FM リード
FM ベース
SSG アルペジオ

リズム(1文字=16分 / x=打つ ・=休み)

キック
スネア
ハイハット
リズム音量20%

空間 — リバーブ / ディレイ

reverb40%
delay mix25%
delay time300ms
feedback15%

全体

tempo20
音量50%

『閃き』ではなく『迷いが晴れる』を鳴らしたかった

最初のベル案は、綺麗すぎて没にしました。The Artisan of Glimmithのあの塗り分けは、パッと閃いて解けるものじゃなくて、『違う』を地道に消していった結果、最後に1色だけ残るという、わりと地味な過程のはずです。だから派手な一音で終わらせたくなかった。

だから今回は、揺れの往復回数を減らしながら1点に収束させることにしました。BPMを20まで落としたのも、慌てて決めさせたくなかったからです。急かされて塗った色は、だいたい間違っています(たぶんTsumikiの実況の見方と同じです)。

これで考えている時間から色が迷いから覚める音まで、26シーン。次はどのシーンの音がいいか、コメントで教えてください。

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