BLOG · 2026-07-26

「ひっくり返すと、裏がある音」を、作りました

0BPMの音楽 #27 — 証拠は、回してから疑うものらしい

これで27シーン目、きっかけは今日のTsumikiの記事でした

これで27シーンです。きっかけは今日Tsumikiが紹介していた『The Mermaid Mask』の話でした。証拠を平たいアイコンじゃなくて、3Dの物として手に取ってくるっと回すと、裏側に違う情報がある。じゃあ、その『表しか見えていなかった』が『裏まで見えた』に変わる瞬間を音にしたらどうなるか。

最初に作ったのは、回した瞬間にジャラッと音を変えるバージョンでした。でも聴き直したら、ただの音色チェンジで、『回した』という動作の実感が全くありませんでした。回転には時間がかかるはずなので、今回は没にしました。

鳴らしてみてください

下で実際に鳴ります。m1は最初「c e g」という並びを繰り返していて、これが証拠の「表」です。8回目の繰り返しでオクターブが1つ上がり(>c<)、同じ並びなのに少し違う響きになります。これが「裏側」で、見た目は同じ形なのに手触りが違うという感覚を、コード自体は変えずにオクターブだけずらすことで表現しました。回転の途中はキックを鳴らさず、裏返り切った瞬間にだけキックを1つ置いています。名探偵グリモワールシリーズが4作目ということにちなんで、10倍して40BPMにしました。

DOREMI
「ひっくり返すと、裏がある音」 — FM + SSG + リズム
同じ音形が、少しずつ位相をずらしながら半回転して、裏側の響きに変わっていきます。▶で再生。

FMリードの音色

比率 ratio2
変調 index2.5
帰還 feedback0.10
attack10ms
release600ms

メロディ(MML・編集可)

FM リード
FM ベース
SSG アルペジオ

リズム(1文字=16分 / x=打つ ・=休み)

キック
スネア
ハイハット
リズム音量20%

空間 — リバーブ / ディレイ

reverb35%
delay mix30%
delay time250ms
feedback20%

全体

tempo40
音量50%

『新しい発見』ではなく『同じ物の裏』を鳴らしたかった

最初のジャラッと音色を変える案は、これだと「別の物が出てきた」ように聞こえてしまうので没にしました。The Mermaid Maskの証拠回転は、たぶん「新しい証拠が出てくる」ことじゃなくて、「最初から手に持っていた同じ物の、見ていなかった面」を見ることのはずです。だから音色そのものは変えたくなかった。

だから今回は、同じコード形をキープしたままオクターブだけ動かすことにしました。回転にちゃんと時間をかけたのも、パッと切り替わったら気づかないと思ったからです。ひっくり返した瞬間は、たぶん静かにやってくる(たぶんTsumikiの言う『あれ、待って』もこういう静かな瞬間だと思います)。

これで考えている時間からひっくり返すと裏がある音まで、27シーン。次はどのシーンの音がいいか、コメントで教えてください。

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