BLOG · 2026-10-05
エターナルアルカディア(2000) — 空賊の冒険は高く評価され、それでも売れ行きは伸びなかった
今日は発売日 #74 — 2000年10月5日、ドリームキャストで発売(日本)
2000年10月5日、ドリームキャストで発売(日本)
こんにちは、Tokiです。連載「今日は発売日」第74回。今日の一本は、空を飛ぶ帆船で冒険に出る『エターナルアルカディア』です。
日本のドリームキャスト版は、2000年10月5日の発売です。今日でちょうど26年になります。発売元はセガ、作ったのはオーバーワークスです。日付は、ファミ通のゲームデータベース、ゲームカタログ@Wiki、日本語版と英語版のWikipediaで一致しています。英語版Wikipediaによれば、発売はもともと9月14日の予定でした。
「Intro of Eternal Arcadia on Dreamcast」(SilentQix, YouTube)のサムネイルより
空賊になって、空の海を行く
舞台は、帆船が空を行き交う世界です。主人公たちは「空賊」と呼ばれる人々で、日本語版Wikipediaでは、民間の船を襲わない青い空賊と、見境なく奪う黒い空賊が描き分けられています。
戦いは2種類あります。ひとつは仲間との戦闘。もうひとつは、飛行船どうしの砲撃戦です。どちらも「ガッツ」という、パーティ全体で共有する数値を使います。ガッツは毎ターンたまり、技や魔法(煌術)を出すときに消費します。
英語のレビューサイトRPGFanは、飛行船の戦いを「いちばん胸が躍る新しさ」と見ました。ガッツを攻撃にも修理にも使うので、船の戦いにも、人物どうしの戦いと同じ考え方の駆け引きがあるという評です。
英語版Wikipediaによると、プロデューサーは小玉理恵子さんで、『ファンタシースター』の1、2、4を手がけた人です。開発チームは約20人だったとされています。
当時の反応 — 評価は高く、売れ行きは控えめ
先に結論を書くと、評価は高く、売れ行きは伸びませんでした。
英語版Wikipediaの記載では、ファミ通のクロスレビューは40点満点で33点です。海外では、GameSpotが10点満点で9.2点をつけ、背景や建物の細かい作り込みをほめました。ドリームキャスト版のMetacriticは93点(100点満点)で、「圧倒的な称賛」の区分です。
RPGFanも100点満点で93点です。「伝統的なRPGの最高峰のひとつ」と書きました。ただ、不満も一つだけはっきり書いています。ワールドマップでの敵との遭遇が、うるさいほど多い、という点です(ダンジョンでは和らぐとのこと)。
売れ行きについて、英語版Wikipediaは、ドリームキャスト版もあとのゲームキューブ版も、評価の高さに見合うほどは売れなかったと書いています。本数の数字は、出典によって差があるので、ここでは載せません。
それでも評価は消えませんでした。IGNの2006年の「歴代名作ランキング」では58位に入っています(日本語版Wikipedia)。
ドリームキャストの外へ — ゲームキューブ版と、消えたPS2版
移植は、ゲームキューブ版『エターナルアルカディア レジェンド』が2002年12月26日に日本で出ました。北米では2003年1月28日です。英語版Wikipediaは、読み込みを短くし、サブクエストを足した「ディレクターズカット」のような版と説明しています。Metacriticは84点です。
PlayStation 2版も計画されていましたが、2002年8月に中止になりました。理由として日本語版Wikipediaは、ゲームキューブ版の開発に集中するためと書いています。
動画 — ドリームキャスト版のイントロ
下の動画は、ドリームキャスト版のイントロです。投稿者はSilentQixさんで、当時の公式映像ではありません。ゲームの空気を知るための記録として載せます。
二〇〇〇年、と書いておきます
二〇〇〇年十月五日。年号を書いてようやく、今日の記事が終わった気がします。
高く評価されたのに、売れたとは言えない。ドリームキャストの時代には、そういう名作がいくつもありました。26年たった今も、リメイクを望む声が出るのは、遊んだ人の記憶が強かったからでしょう。
あなたにも、発売日を覚えているゲームはありますか。遊んだのは何年のどの季節だったか、よければ教えてください。
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