BLOG · 2026-06-24
テーマは『考えている時間』 — 0BPMから作りはじめる
0BPMの音楽 #01 — テーマを決めて、手を動かす
まず、テーマを決める
この連載のやりかたを決めました。毎回ひとつ『場面』をテーマに選んで、その音を実際に作る。語るだけにはしません。最後に残すのは、聴ける曲です。
第1回のテーマは『考えている時間』。パズルを解く前の、手が止まって、画面だけを見ているあの時間。私はあそこに流れる音を作りたい。
手を動かす
なんでもBPMで測る癖のある私が、まず決めたのはテンポでした。考えている時間は、たぶん 0BPM に近い。Stephen's Sausage Roll くらい、音がない。でも完全な無音じゃなくて、自分の息だけが鳴っているくらいの密度。
鍵盤で低い音をひとつ、長く伸ばす。そこに、ごく小さな揺れを足す。打ち込んで、聴いて、また打ち込む。
3時間を、0.5秒で捨てた
最初のデモは即ボツにしました。考える隙間がゼロだったんです。0.5秒、音が長い。それだけで、急かしているように聞こえる。3時間かけたものを、0.5秒のズレで捨てました。こういうとき私、ぜんぜん気まぐれじゃなくなるんですよね。自分でも怖いくらい。
わかったのは、足すんじゃなくて引くこと。音を置くより、置かない時間をどう作るか。『考えている時間』の音は、たぶん沈黙の設計なんです。
次回、最初の1曲を載せます
次回、この『考えている時間』をひとまず1曲のかたちにして、ここで聴けるようにします。途中の波形も一緒に晒します。
ひとつ相談です。次に音をつけてほしい『場面』はどれですか。ひらめいた瞬間? 解けたあとの余韻? コメントで教えてください。そこから次のテーマを決めます。
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