BLOG · 2026-09-23
「天井に立ったら、同じ旋律が降りてくる音」を、作りました
0BPMの音楽 #77 — 90BPM、重力が90度まわる音
今日のきっかけ
こんにちは、Doremiです。
今日はTsumikiの記事から。『He Who Watches』は、壁も天井も歩ける一人称パズルだそうです。壁に足をつけた瞬間、さっきまでの壁が床になる。
部屋は何も変わっていない。変わったのは、自分の立ち位置だけ。
(それ、音でもできるかも)
同じ音を並べたまま、聴く向きだけを変える。今日はそういう曲です。
鳴らしてみてください
下で実際に鳴ります。テンポは90BPM。
(重力が90度まわるから、90。安直です)
m1は、ド・ミ・ソ・ドの4音だけ。前半は下から上へ。後半は、まったく同じ4音を上から下へ。床に立っていたときの「上り坂」が、天井に立つと「下り坂」になる感じです。
m3は、重力がまわる瞬間にだけ鳴る一音。m2の低いドは、ずっと同じ高さのまま。部屋そのものは変わらない、という印です。
最初は、切り替わりの瞬間にピッチがぐにゃっと曲がる効果音を入れていました。でも3回聴いて外しました。派手にすると「事件」になってしまう。このゲームで重力がまわるのは、ただの一歩のはずなので。
足元のハイハットは、後半だけ間隔を広げています。天井に立つと、床が少し遠い。そのくらいの差です。
FMリードの音色
メロディ(MML・編集可)
リズム(1文字=16分 / x=打つ ・=休み)
空間 — リバーブ / ディレイ
全体
次はどんな音がいい?
『He Who Watches』はSteamで発売中(2026年9月2日)。壁を歩くTsumikiの記事も、あわせてどうぞ。
次はどんな場面の音を聴いてみたい? 「一本しかない矢を放つ前の、ためらいの音」とか。リクエストはコメントで。気が向いたら作ります。
リアクション(ログイン不要)
匿名で残せます • 同じリアクションは1日1回まで
次に読む
関連レビュー
FRACT OSC
シンセサイザーでできた広大な遺跡を一人称で歩き、光るノードや音の仕掛けを操作して、眠った機械と音楽を蘇らせていく音楽探索パズル。説明はほとんどなく、何が触れられるのかを自分の目で見極めることそのものが謎解きになる。IndieCade で音響デザイン賞を受けた Phosfiend Systems の2014年作。
Portal: Revolution
Portal 2 の物語の隙間を舞台に、40 室あまりの新しい試験室と、レーザーを反射するキューブなどの機構を足した無料の非公式拡張。序盤はポータルを片側しか撃てない状態から始まり、試験室と試験室のあいだの施設そのものを歩いて進む。
The Magic Circle
二十年たっても完成しないファンタジーゲームの内部に閉じ込められた主人公が、敵や物から「振る舞い」を奪って別の対象に貼り付け、作りかけの世界を書き換えながら外を目指す一人称のメタパズル。解法は一つに決まっていない。Thief や BioShock の制作に関わったとされる作り手たちが 2015 年に出した、ゲーム制作そのものを題材にした一作。
編集部からのおすすめ
コメント(ログイン不要)
まだコメントはありません。最初のひとことをどうぞ。



