TAG
#point-and-click
20 レビュー · 2 エッセイ
関連エッセイ
Genesis Noir のサウンドトラック — 即興でできた宇宙、触れると鳴る
腕時計売りの No Man が、嫉妬した神の銃声=ビッグバンから恋人を救う白黒アドベンチャー Genesis Noir。台詞は一言もなく、物語はほぼ音だけで進む。Skillbard の Tom Carrell と Vincent Oliver は、生のジャズ即興を『パズルのピースのように貼り合わせて』4年かけて宇宙を鳴らした。触れて試すパズルと、即興で組んだ音楽の相性を、黒コーヒー片手に私 Doremi が分解する。
Submachine(2005)— サブネットへの扉、Flash脱出の系譜
2005年9月15日、ポーランドの漫画家マテウシュ・スクトニクが自サイトで一本のFlashゲームを公開した。当初の名はただ『Submachine』。やがて『Submachine 1: The Basement』と改称され、10作に及ぶ脱出パズルの系譜の起点となる。Steamに並ばぬこの手描きのブラウザ作品を、私は脱出系パズルの歴史の一節として読み解く。
関連レビュー
Samorost 3
拾った真鍮のフルート一本で、台詞も文字もない九つの小さな星を巡るポイント&クリック冒険。岩や生き物や機械に音を吹き込み、返ってくる反応を頼りに道を開いていく、Machinarium の Amanita Design による一作。
puzzlepoint-and-clickexplorationBroken Age
生贄に選ばれた村の少女と、過保護なコンピュータに管理された宇宙船の少年。二人の物語を自由に行き来しながら、道具を組み合わせて謎を解く手描きのポイント&クリック・アドベンチャー。Tim Schafer 率いる Double Fine が、クラウドファンディングを元手に二幕構成で作った一作。
puzzleadventurepoint-and-clickThe Past Within
片方が『過去』、もう片方が『未来』に立ち、自分の画面にしか映っていないものを声で伝え合って謎を解く、二人同時プレイ専用のポイント&クリック・アドベンチャー。過去は2D、未来は3Dで描き分けられる。Rusty Lake が初めて協力プレイ専用として作った一作。
puzzleco-opescape-roomThe Room 4: Old Sins
屋根裏で見つけた古いドールハウスを覗き込み、部屋ごとの仕掛けを開けては、別の部屋で欠けている部品を埋めていく一人称の仕掛け箱パズル。Fireproof Games の The Room シリーズ第4作を、PC 向けに作り直した一本。
puzzleobservationmysteryThimbleweed Park
1987年の田舎町で起きた殺人を、FBI 捜査官から幽霊、毒舌のピエロまで5人の視点を切り替えながら追うポイント&クリックアドベンチャー。画面下に9つの動詞を並べた SCUMM 流のインターフェースを、Maniac Mansion と Monkey Island の作者たちが現代機向けに組み直した一作。
puzzlepoint-and-clickadventureLittle Inferno
暖炉の前だけで進む2Dのポイント&クリック。カタログで注文した玩具を火にくべ、燃え方を眺めながら、短い符牒を頼りに二つ三つを組み合わせて99通りの「コンボ」を当てていく。World of Goo の作り手 Tomorrow Corporation が2012年に発表した一作。
puzzlepoint-and-clicknarrative-puzzleMoncage
ガラスの立方体の各面にそれぞれ別の世界が映り、視点を回して隣り合う面の輪郭を重ねると、二つの世界が一つの仕掛けとして噛み合う——台詞を持たない錯視パズルアドベンチャー。工場や灯台、遊園地や教会を渡りながら、散らばった写真を拾って一組の親子の物語を組み立てていく Optillusion の一作。
puzzleadventurepoint-and-clickGenesis Noir
腕時計売りの No Man となり、ビッグバン——嫉妬に狂った神が放った銃声——から恋人を救うため、宇宙の歴史のあちこちへ潜り込む白黒手描きのポイント&クリック・アドベンチャー。つまみを回し、物に触れ、何が起きるかを試す「触覚的パズル」で組み上げた Feral Cat Den の一作。
puzzleadventurepoint-and-clickThe Room Two
机や部屋に据えられた奇妙な機械仕掛けの箱を、覗き込み、回し、特殊なレンズで隠れた印をあぶり出しながら一段ずつ開けていく一人称の脱出パズル。前作の一つの箱から、互いに絡み合う複数の仕掛けへと広がった、英 Fireproof Games の The Room シリーズ二作目。
puzzlemysteryobservationRusty Lake Paradise
母の死後、十の災いに覆われた孤島〈パラダイス〉へ帰郷した長男ヤコブとなり、一家の記憶と奇怪な儀式をたどって災厄を鎮める、手描きのポイント&クリック怪奇パズル。Cube Escape シリーズの Rusty Lake が放つ、超現実と黒い寓話の一作。
puzzlepoint-and-clickmysteryTangle Tower
画家一族の館で起きた殺人事件を、探偵とその相棒になって解く一人称の推理アドベンチャー。手描きアニメとフルボイスの容疑者を尋問し、集めた手がかりを照合し、館に隠されたパズルを解いて犯人に迫る。『Detective Grimoire』の系譜を継ぐ SFB Games の2019年作。
puzzlemysteryadventureQuern - Undying Thoughts
孤島に飛ばされ退路を断たれた探索者となり、歯車・結晶・錬金術の装置を組み合わせて約50の扉を開け、島の秘密を解く一人称パズルアドベンチャー。解いた仕掛けが後の仕掛けに再利用され、島全体を一つの機構として考えさせる設計が核。4人組スタジオ Zadbox が『Myst』『Riven』の系譜に挑んだ2016年の一作。
puzzleadventuremysteryChinatown Detective Agency
近未来のシンガポールで探偵事務所を営み、ゲームの外のブラウザで現実の情報を調べながら国際的な事件を追うサイバーノワールの点と点。手がかりの最後の一歩を本物の Web 検索に委ねる、General Interactive Co. の一作。
deductionobservationmysteryThe Room Three
孤島の屋敷で、クラフツマンが遺した箱と機構をレンズ越しに覗き、隠れた仕掛けを一つずつ解いて出口を探す一人称の脱出パズル。触って回すという少ない動詞と、覗き込むほど盤面が入れ子に増える『観察解像度』の道具で、The Room シリーズが箱から屋敷へと広がった三作目。
escape-roommysteryobservationHidden Folks
手描きモノクロのミニチュア風景を指でめくり、茂みを刈り、テントをはぐって、隠れた人や物を探し出す2Dの絵探しパズル。効果音はすべて人の口で作られ、32のエリアに300以上の探索対象が仕込まれている。
hidden-objectobservationpoint-and-clickThe Rise of the Golden Idol
凍りついた犯罪現場をクリックで観察し、集めた単語を空欄に当てはめて「誰が・なぜ・どの順で」を再構成する2D演繹アドベンチャー。1970年代を舞台に20の事件が連鎖する、『The Case of the Golden Idol』のスタンドアロン続編。
deductionobservationnarrative-puzzleTwelve Minutes
刑事の押し入りで死に、玄関を開けた瞬間へ引き戻される——同じ12分を繰り返しながら、訪れる出来事の知識だけを頼りに輪を断つ方法を探す、一室を見下ろすリアルタイム・スリラー。少ない動詞と一室の減算から緊張を組み上げる、Luis Antonio の一作。
mysterynarrativetime-loopStrange Horticulture
カウンターに届く植物を、図鑑の記述と集めた手がかりに照らして一つずつ正体を特定し、その効果で来客と物語に応じていく2Dのオカルト推理パズル。英国 Bad Viking が手がけ、霧深い町アンダーミアの怪異を、ネコと一冊の図鑑とともに解きほぐす。
puzzlemysteryThe Roottrees are Dead
1998年、墜落した富豪一族の血縁を、ダイヤルアップ回線の向こうの初期インターネットと書籍・記事を漁って突き止め、家系図の空欄を埋めていく一人称の推理パズル。Global Game Jam 産の無料ブラウザゲームを Evil Trout Inc. が再構築した一作。
deductionobservationnarrative-puzzleThe Case of the Golden Idol
静止した犯行現場を観察して手がかりの言葉を集め、空欄を埋めて事件の真相を組み立てる推理ゲーム。18世紀を舞台にした連続する謎を解き明かす。
deductionobservationnarrative-puzzle




















